2017/08/03
家族みんなで帰省の予定を立てる際、頭を悩まされるのが、帰省にかかる交通費ですよね。近距離でも家族全員分の交通費となればかなりの額。少しでも節約するために割引切符を利用したいけれど、間際ではもう正規料金でしか買えないかもしれない……なんてあきらめかけているあなたに朗報です。
出発間際の日にちでも交通費を節約しておトクに帰省する方法があるんです。では、さっそくギリギリでも間に合うおトクな帰省のテクニックをご紹介しましょう!
新幹線は割引切符やおトクなチケットの種類が豊富です。利用する路線によっては、前日までに購入すれば割引特典を受けられることも。
JR西日本の「のぞみ早特往復切符」は、乗車日の21日前から7日前まで購入できるおトクな切符。
往復の有効期間は出発から「7日以内」。もちろん指定席なので、家族みんなでゆったりと帰省できます。座席には限りがあるため、大型連休前は売り切れる場合も。予定が決まったらできるだけ早くチケットを購入し、座席を確保することをお勧めします。こちらの切符は、基本的に予約の変更はできません。別の便に乗り換える場合は、乗車券のみ有効で、特急券を新たに購入する必要があります。出発前ならキャンセル及び払い戻しは可能ですが、手数料がかかりますので注意が必要です。
JR東海の「ぷらっとこだま」は、東海道新幹線のチケットを出発前日までおトクに購入できる「企画旅行」です(前日購入はJR東海ツアーズ支店での購入のみ可能。ネット申し込みは5日前、電話申し込みは2日前まで)。区間によって異なりますが、お盆や年末年始などの繁忙期でもほとんどの区間が2割前後おトクになります。名前の通り各駅停車のこだまを利用するので少々時間はかかりますが、座席は指定席でグリーン車への追加料金も割引になったりワンドリンクチケットがついていたりと、特典がたくさん。家族みんなでワイワイしながらゆったりと列車の旅を満喫することができます。また、こちらも予約の変更はできません。出発前ならキャンセル及び払い戻しは可能ですが、手数料がかかりますので、利用の際は必ず予定を再確認してから購入するようにしましょう。
新幹線に比べると飛行機は、割引チケットがあまり多くありません。でも、チケットショップで販売しているおトクなチケットを活用すれば、高額な交通費を少し抑えることができます。
旅行会社やチケットショップで販売している格安航空券は、ツアー会社などのために航空会社が通常よりも割引価格で用意したもので、直前まで売れ残ってしまったチケットです。ツアー用だからといって添乗員がついてきたり通常のサービスを受けられないということはないので、条件さえ合えばとってもおトクに購入できます。日程や座席が確定しているものもあれば帰路のフライトが変更できるもの、ときにはビジネスクラスのチケットなど掘り出し物が見つかる場合も。少しでも費用を抑えたいのなら、ダメ元で格安チケットを探してみるのもいいかもしれませんね。
同じく、チケットショップで購入できるのが航空会社の株主優待券。株主しか使えないというわけではなく、チケットを所持している人なら価格やサービスなどの優待を受けることができます。各航空会社によって内容は異なりますが、なかには航空券が半額近くまで割引されるものも。チケットショップでの価格と正規料金を比較して、おトクであれば購入しても良いかもしれません。
高速道路を利用して車で帰省するなら、ETCの価格が大幅に値下げされる深夜時間帯(0時〜4時)の移動がおすすめ。深夜なら渋滞に巻き込まれる心配も少ないので、昼間よりもはるかに早い時間で目的地に着くことができます。また、夏の暑い時期はエアコン必須。炎天下の下で渋滞に巻き込まれたら、いくらエアコンをフルパワーにしても、車内の温度は下がらないのにガソリンは減るばかり……。でも、ぎらつく日差しもなく、気温が下がる夜間なら渋滞やエアコンなどでガソリン代を無駄に消費することもなく経済的です。
高額になりがちな帰省時の交通費は、ぜひクレジットカードを使ってポイントを貯めましょう。いつも利用するクレジットカードはもちろん、利用する交通機関が発行するクレジットカードを使えば、マイルが貯まったり、ポイントが割り増しになり、通常よりもたくさんポイントが貯まったり、おトクがいっぱいです。
1人あたりの割引額は微々たるものでも、家族全員の交通費となると割引額も大きくなるので大幅な節約につながります。おトクなサービスやチケットを賢く利用して、もっと楽しく、もっとおトクに帰省したいですね。