クレジットカードの国際ブランド

クレジットカードの国際ブランドとは?特徴や違い、選び方を解説

公開日:2024/03/28

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クレジットカードを新たに申込もうと考えている人のなかには、どの国際ブランドを選ぶべきか迷っている人も少なくないかもしれません。実際に国際ブランドが違うと、何が違ってくるのでしょうか。

当記事では、クレジットカードの国際ブランドの特徴やそれぞれの違い、選び方を解説します。

クレジットカードの国際ブランドとは?

クレジットカードの国際ブランドとは、世界中で利用できるクレジットカードのブランドのことです。クレジットカードの表面に記されているロゴマークで見わけることが可能です。国際ブランドが付いていることで、国際ブランドを提供する会社が持つ加盟店ネットワークを利用して、日本だけでなく世界中でクレジットカード決済を利用できるようになります。

国際ブランドにはいくつかの種類があり、加盟店の違いや付帯するサービスなどに違いがあります。利用シーンや利用目的に合わせて国際ブランドを選ぶといいでしょう。

7つの主要な国際ブランド

主要な国際ブランドには、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、中国銀聯、ディスカバーの7つがあります。

ここでは、日本で一般的に利用できる7つの主要な国際ブランドについて、それぞれの特徴やメリットを見ていきましょう。

Visa

Visaは世界トップのシェアを持つ加盟店数が最も多い国際ブランドです。約200の国や地域で利用できるので、海外旅行によく行く人は1枚持っておくことをおすすめします。

Visaカードは、かざすだけで支払いが行える決済方法のVisaのタッチ決済が利用できます。Visaのタッチ決済は世界中の公共交通機関で導入されている決済方法で、日本でも2020年から利用できるようになりました。

Mastercard

Mastercardは、世界で利用できる加盟店数が2番目に多い国際ブランドです。約210の国や地域で利用できます。加盟店数が多いので、国内国外問わずさまざまな場所でカードを利用したい人におすすめです。

JCB

JCBは日本で唯一の国際ブランドで、加盟店は世界に4,300万店あり、日本国内でのポイント還元率や優待サービスが充実しています。J/Secure(オンライン決済)やQUICPay(タッチ決済)などのサービスを提供しています。

日本発の国際ブランドのため、日本で便利に使えることはもちろん、海外にいる際も日本語でサポートが受けられる点が魅力です。

American Express

American Expressは、一般のクレジットカードよりもグレードの高いステータスカードを持ちたい人におすすめの国際ブランドです。「AMEX(アメックス)」と略されることもあります。American Expressは高品質なサービスを提供していることで知られる国際ブランドで、海外旅行の保険や補償、コンシェルジュサービス、ラウンジサービスなどの優待サービスが充実しています。JCBとのパートナーシップにより、日本でも便利に使えるようになりました。

Diners Club

Diners Clubは、海外で初めてのクレジットカードであり、日本においても最初のクレジットカードとなった国際ブランドで、200以上の国や地域で利用できます。利用可能額に一律の制限がないなどのサービスが特徴で、エンタメ、グルメ、旅行などさまざまな優待を受けたい人におすすめです。

中国銀聯

中国銀聯は、2002年に中国政府主導で誕生した国際ブランドです。Union Payと呼ばれることもあります。中国国内の金融機関間の決済システムやルールは、中国銀聯が発行する銀聯カードの登場を機に統一されました。

国際ブランドとしても急速に拡大している中国銀聯は、現在では177の国や地域で利用できるようになっています。日本では空港の免税店やデパート、ドラッグストアや家電量販店などで利用できます。

ディスカバー

ディスカバーはアメリカで生まれた国際ブランドです。年会費無料でポイント還元率の高いカードがラインナップしていること、JCBや銀聯と提携して利用できる店舗が広がっていることから7大国際ブランドの1つとなりました。ただし、ディスカバーは、現在日本で作ることはできません。

国際ブランドの2タイプとは

国際ブランドは、大きくわけて「決済カードブランド」と「T&Eカードブランド」の2タイプにわけられます。どのような特徴があるのか、詳しく見てみましょう。

決済カードブランド

決済カードブランドは、決済システムに特化したブランドのことで、自社でクレジットカードを発行していません。7大国際ブランドでは、Visa、Mastercard、中国銀聯がそれに当たります。

決済カードブランドは、決済機能の利便性が高く、発行者や加盟店に対して、決済手数料や加盟店規約などを定めています。世界中にネットワークを持っているので、日本国内のみならず海外の店舗でも幅広く利用できるのが特徴です。

T&Eカードブランド

T&Eカードブランドとは、トラベル&エンターテイメントの略で、旅行やエンターテインメントに関するサービスやサポートが充実しているカードのことです。7大国際ブランドでは、American Express、Diners Club、ディスカバーが該当します。

T&Eカードブランドは、クレジットカードの発行者と加盟店の間で、決済の仲介や認証を行うだけでなく、発行者がクレジットカードを発行しています。T&Eカードブランドはポイントやキャッシュバック、保険や補償、優待や割引などの手厚いサービスを提供している反面、年会費が高いカードも多いのが特徴です。航空券購入など旅行関連費用は高額になることから高い利用限度額が必要であり、入会審査が厳しいことから信用度を示すステータスが高いため、ステータス性を重視する人や豊富な特典を受けたい人におすすめといえます。

なお、JCBは自社でクレジットカード発行しており、決済カードブランドとT&Eカードブランド両方の特徴を持っています。

国際ブランドの選び方

「いろいろな国際ブランドがあることはわかったけれど、どうやって選べばいいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。

国際ブランドは、利用目的やライフスタイルによって、最適なものを選ぶことが大切です。ここでは国際ブランドの違いやメリットをもとに、利用目的や好みに合わせたおすすめのブランドを紹介します。

日本国内でのポイント還元や優待を重視したい人

日本国内でのポイント還元や優待を重視したい人におすすめの国際ブランドは、JCBです。JCBは日本国内でのポイント還元率や優待サービスが充実しており、特に提携しているコンビニやスーパーなどの店舗でのポイント還元率が高い傾向にあります。

海外旅行へ頻繁に行く人

海外旅行へ頻繁に行く人には、Visaがおすすめです。Visaは利用できる加盟店数が世界で最も多い国際ブランドとして知られています。

先にも紹介したとおり、Visaのタッチ決済は海外の公共交通機関でも導入が進んでいます。現地通貨に両替する必要なくスムーズに電車やバスに乗れるので、海外によく行く人は1枚持っておくと安心です。

  • タッチ決済機能が搭載されていないカードもございますので、お申込みの際に各カード会社のホームページなどをご確認ください。

国内外の両方で利用する人

国内外の両方で利用する人には、Mastercardがおすすめです。世界シェア2位の国際ブランドなので、国内と海外の両方で利用できます。Mastercardは、アメリカに本社を置く人気スーパーのコストコで利用できる国内唯一のクレジットカードブランドでもあります。コストコで食料品や日用品の買い物をする際にクレジットカードを利用したい人に向いている国際ブランドといえるでしょう。

高いステータスカードを持ちたい人

ステータスカードを持ちたい人には、American Expressがおすすめです。American Expressは年会費が高い傾向にありますが、海外旅行の保険や補償、コンシェルジュサービスなどの優待サービスも提供しています。ポイントサービスは商品やギフト券、マイルなどに交換できるのが特徴で、特に航空会社やホテルなどの提携先でのポイント還元率が高くなっています。

エンタメ・グルメ・旅行などの優待を受けたい人

高級レストランやホテル、エンターテインメントなどの分野で優待サービスを受けたい人はDiners Clubがおすすめです。たとえば、グルメ優待には、加盟店のレストランでコース料理を予約すると1名分が無料になる「エクゼクティブダイニング」というサービスや、予約が取りづらい人気店のキャンセル席を案内してもらえるサービスなどがあります。

中国で利用したい人

中国国内のほとんどの店舗で利用できる中国銀聯は、中国国内で利用したい人におすすめです。中国での生活やビジネスにかかわる人、中国からのインバウンド客獲得に興味のある人、海外旅行で中国を訪れる人は銀聯カードが向いているでしょう。

どの国際ブランドがおすすめ?

主要な7つの国際ブランドの中で、特におすすめの国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBです。日本でのシェアが高いので日本国内で便利に使うことができることはもちろん、海外でも便利に利用できます。

イオンカードでは、Visa、Mastercard、JCBのいずれかの国際ブランドが付いたカードを作ることが可能です。

国際ブランドごとに加盟店や使える地域に差があるので、Visa、Mastercard、JCBのうち、まだお持ちでない国際ブランドのカードがありましたら、ぜひイオンカードで作ってみてください!

  • カードやデザインによって、国際ブランドが限られている場合がございます。

国際ブランドが選べるイオンカードをご紹介

イオンカードには日本でのシェアが高いVisa、Mastercard、JCBのいずれかの国際ブランドが付いています。その中でも、国際ブランドをお客さま自身でお選びいただけるイオンカードをご紹介します。

イオンカードセレクト

イオンカードセレクト

年会費 無料
国際ブランド Visa Mastercard JCB
種類・機能 キャッシュカード/クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオンカードセレクトはクレジットカードと電子マネーWAON、イオン銀行キャッシュカードの3つの機能が1つになったカードです。

特筆すべき点は、電子マネーWAONのオートチャージ機能です。イオンカードセレクトでは、電子マネーWAONをイオン銀行口座からオートチャージできます。

オートチャージすると、200円(税込)ごとに1電子マネーWAONポイントがたまります。

そして、電子マネーWAONポイントは1ポイントごとに1円分の電子マネーWAONに交換してお買い物に活用できます。

イオンカードセレクトはお申込み時に開設するイオン銀行口座のキャッシュカードを兼ね備えているため、イオン銀行のキャッシュカードと合わせて持ち歩く必要がありません。財布がスリムになって便利です。

イオンカード(WAON一体型)

イオンカード(WAON一体型)

年会費 無料
国際ブランド Visa Mastercard JCB
種類・機能 クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオンカード(WAON一体型)は、クレジットカードと電子マネーWAONが付帯しているカードです。発行方法を選択する際、当日からご利用いただける「即時発行」を選ぶと、ネットショッピングやiD決済ですぐにお買い物に利用できるようになります。

利用目的に合わせた国際ブランドを選ぼう

クレジットカードの主要国際ブランドには、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、中国銀聯、ディスカバーの7つがあります。それぞれに特徴やメリットがありますので、国際ブランドを選ぶときは、クレジットカードの利用目的やライフスタイルに合わせて、最適なブランドを選ぶことが大切です。

おすすめは、国内でのシェアが高いVisa、Mastercard、JCBです。イオンカードセレクトはこの3つのブランドに対応しています。イオンやイオングループでご利用いただくとおトクになるサービスもありますので、はじめて作るクレジットカードとしてイオンカードをご検討ください。

  • カード発行には所定の審査がございます。
  • 当記事は2024年3月時点の情報となります。

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