公開日:2024/10/31
クレジットカードとキャッシュカードは、どちらもお金にかかわるカードですが、機能が大きく異なります。2つのカードにはどのような違いがあるかご存じでしょうか。
当記事では、クレジットカードとキャッシュカードの違いや、キャッシュカード一体型のクレジットカードのメリットについて解説します。
クレジットカードとキャッシュカードは、どのような機能を持ったカードなのでしょうか。まずは、それぞれのカードの特徴を解説します。
クレジットカードとは、カード会社から発行される、現金の代わりに店舗やネットショッピングで支払いができるカードです。クレジットカードは後払い方式であり、利用時にカード会社が一時的に支払いを立替え、翌月以降に利用料金をまとめて請求します。そのため、手元に現金がなくても支払いが可能です。キャッシュカードのように、銀行口座からの入出金はできません。
キャッシュカードとは、銀行や信用金庫など金融機関の口座を開設すると発行される、預金の入出金に利用するカードです。具体的には、ATMで預金を引出したり、入金や振込を行ったりする際に必要となります。
基本的に、キャッシュカードは店舗やネットショッピングなどでの支払いには使用できません。ただし、デビット機能付きのキャッシュカードであれば、口座の残高内でお買い物代金を決済することができます。
クレジットカードとキャッシュカードには、用途のほか、審査基準にも大きな違いがあります。それぞれのカードの違いについて詳しく見ていきましょう。
クレジットカード | キャッシュカード | |
---|---|---|
用途 | 後払いで決済を行う | 預金口座から入出金を行う |
特典・サービス | あり | あり |
年齢制限 | 18歳以上(高校生を除く) | 原則なし |
入会審査 | あり | 原則なし |
クレジットカードとキャッシュカードの主な違いは、用途や利用シーンです。
クレジットカードは、店舗やネットショッピングなどで支払いに使用します。一方、キャッシュカードは、金融機関の口座から預金を引出したり、入金や振込を行ったりするために使用します。
キャッシュカードしか持っていなければ、お買い物の際には現金を口座から引出さなければなりません。しかし、クレジットカードを持っていれば、手元に現金がなくても後払いで決済が可能です。クレジットカードを使うことで、現金を引出す手間が省けるだけでなく、ATMの利用手数料がかからないというメリットがあります。
クレジットカードでは、利用金額に応じてポイントがたまるポイントプログラムのほか、旅行傷害保険などのカード付帯保険、レストランやレジャー施設の優待サービスなどがあります。各クレジットカードによって独自の特典やサービスを展開しているため、ご選択の際は特典や付帯サービスを確認するとよいでしょう。
一方、キャッシュカードには、銀行取引に応じてポイントがたまるポイントプログラムや、振込手数料無料などのサービスが用意されています。
クレジットカードとキャッシュカードには、年齢制限において違いがあります。
クレジットカードは種類によって異なりますが、一般的には高校生を除く18歳以上でないと申込むことができません。カードによっては、20歳以上などさらに厳しい年齢制限が設けられる場合もあります。
一方、キャッシュカードは、金融機関で口座を開設すれば、基本的に誰でも作成することができます。そのため、中学生や高校生でもキャッシュカードを持つことができます。
クレジットカードには入会審査がありますが、キャッシュカードには入会審査がないという違いもあります。
入会審査とは、クレジットカードの申込者の支払い能力を確認するために行われる審査です。クレジットカードは個人の信用をもとに、カード会社が代金を立替える仕組みであるため、このような審査をする必要があります。クレジットカードの審査基準は各カード会社によって異なり、内容は公開されておりません。審査に通過するとクレジットカードが発行されますが、審査に通らない場合には発行されません。
クレジットカードとキャッシュカードではそれぞれ機能が異なりますが、これらの機能を1枚にまとめた「キャッシュカード一体型のクレジットカード」もあります。1枚のカードでクレジットカードとキャッシュカードの両方の機能を兼ね備えています。キャッシュカード一体型のクレジットカードは銀行が国際ブランドと提携して発行しているため、カード発行には指定の銀行口座が必要です。もし指定の口座を持っていない場合は、新たに口座を開設する必要があります。
キャッシュカード一体型のクレジットカードには、どんなメリットがあるのでしょうか。キャッシュカード一体型のクレジットカードのメリットを以下で説明します。
キャッシュカードとクレジットカードの機能が1枚に集約されているため、2枚を持ち歩く必要がなく、財布の中がすっきりします。
キャッシュカード一体型のクレジットカードを発行するには、指定の金融機関の口座が必要になるため、クレジットカードの申込みと併せて口座開設手続きも行います。新生活に向けて銀行口座とクレジットカードどちらも用意したい場合に、それぞれ手続きをする必要がないため便利です。
ATM手数料や振込手数料が無料または優遇されることがあり、現金の引出しや振込みが便利になります。また、特定の条件を満たすことで、預金金利が通常よりも優遇される場合があります 。
イオンカードのなかにも、キャッシュカード一体型のクレジットカードがあります。ここでは、キャッシュカード一体型のクレジットカードである4種類のイオンカードを紹介していきます。
年会費 | 無料 |
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国際ブランド |
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種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトは、イオン銀行キャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のカードです。イオングループの対象店舗ならお支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTが進呈され、基本の2倍たまります。
年会費 | 無料 |
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国際ブランド |
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種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン)は、ウッディとバズの楽しいデザインが特徴的なカードです。イオンカードセレクトと基本的な機能は同じですが、国際ブランドはJCBのみとなります。
年会費 | 無料 |
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国際ブランド |
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種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)は、世界中で愛される人気者、ミッキーマウスがデザインされたカードです。こちらもイオンカードセレクトと基本的な機能は同じで、国際ブランドはJCBのみとなります。
年会費 | 無料 |
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国際ブランド |
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種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクト(ミニオンズ)は、キングボブがデザインされたカードです。独自の特典として、イオンシネマの「ドリンク(Sサイズ)・ポップコーン(Sサイズ)セット引換券付きシネマチケット」が年間18枚まで1,400円(税込)、「特別鑑賞シネマチケット」が年間12枚まで1,000円(税込)で購入できます。
なお、これらのチケットは事前にWebで購入する必要があり、イオンシネマ店頭でのチケット購入は対象外となるためご注意ください。
国際ブランドはVisa、Mastercardから選択できます。
キャッシュカードとクレジットカードの機能が1枚になったイオンカードセレクトで、おトクにお買い物を楽しみましょう!