大学生にクレジットカードは必要?

大学生にクレジットカードは必要?メリットやおすすめのカードを紹介

公開日:2025/01/30

2022年4月の民法改正により、それまで親の同意が必要だった18、19歳の方も自分の意志でクレジットカードを契約できるようになりました(高校生を除く)。

この変更を受け、大学進学をきっかけにクレジットカードを申込む学生も増えています。

当記事では、大学生のクレジットカード利用率や大学生のクレジットカードの選び方、大学生がクレジットカードを持つことのメリット・デメリット、起きやすいトラブル、その対策などをご紹介していきます。

大学生の6割以上がクレジットカードを持っている!

大学生のクレジットカード保有率は、年々増加しています。2020年発表の一般社団法人日本クレジット協会の「大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(令和元年度)結果報告書 PDFが開きます」によると、6割以上の大学生がクレジットカードを所持していることがわかりました。

持っている=61.1%(家族名義=53人/自分名義=206人)|持っていない=37.9%

■大学生のクレジットカード所持率

参照:一般社団法人日本クレジット協会「大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(令和元年度)結果報告書 PDFが開きます」(2020年8月発表)

大学生のクレジットカード所持率は、学年が上がるにつれて高くなる傾向があります。たとえば、1年生の所持率は19.4%であるのに対し、2年生では59.1%、3年生では77.7%と増加していました。

また同調査では、クレジットカードを持たない学生の約6割以上が、今後カードを持ちたいと考えていることも報告されています。

これらの結果から、クレジットカードは大学生にとって日常的なツールとして認識され、利用を希望する学生も多いことがわかります。

大学生のクレジットカード利用シーン

では、クレジットカードを持っている大学生は、どんな場面でクレジットカードを利用するのでしょうか。以下では、大学生に多いクレジットカードの利用シーンを具体的にご紹介します。

普段のお買い物

スーパーやコンビニなど普段のお買い物の際にも、クレジットカードは欠かせません。現金を引出す手間が省けるほか、銀行やATMからお金を引出す際の手数料を節約できます。

また、クレジットカードを利用すると利用額に応じてポイントがたまります。一度のお買い物でたまるポイントは少なくても、継続的に利用することで効率的にポイントをためることが可能です。普段のお買い物でクレジットカードを利用して、コツコツとポイントをためましょう。

ネットショッピング

クレジットカードは、ネットショッピングでも便利に使えます。クレジットカードでお支払いすることで、銀行やコンビニに行く手間と手数料をかけずにネットショッピングができます。教科書や参考書をネット上で購入する際にも便利です。

また、教科書や参考書、日用品の購入だけでなく、音楽や動画のサブスクリプションサービス、ゲームの課金などもスムーズに行えることも魅力です。

国内・海外旅行

旅行や帰省の際にもクレジットカードは便利です。旅行先の加盟店で利用できるほか、旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードを選べば、旅行中のケガや病気といったトラブルへのサポートも受けられます。

大学生がクレジットカードを持つメリットとデメリット

日常生活をより便利で充実したものにするクレジットカードは、大学生にとって多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。ここでは、それぞれを具体的に解説します。

大学生がクレジットカードを持つメリット

大学生がクレジットカードを持つメリットは、日常生活がより便利になることです。現金を持ち歩く必要がなく、小銭のわずらわしさやATMでの現金引出しの手間を省けるため、忙しい大学生活を快適に過ごすことができます。

さらに、参考書や通学定期代、食事代など、大学生活で発生する多くの支出をクレジットカードで支払うことで、利用金額に応じたポイントを効率的にためることができることもメリットです。ポイントは後日、お買い物などに活用できるため、節約にもつながります。

これらの経験は、社会人になってからの金銭感覚を養う上でも役立つでしょう。

大学生がクレジットカードを持つデメリット

大学生がクレジットカードを持つデメリットは、使いすぎや不正利用のリスクがあることです。

キャッシュレスで手軽に支払いができる一方で、現金を使わないことで「お金を使っている」という意識が薄れ、つい利用額が膨らんでしまう可能性もあります。計画的に利用しないと、後で支払いに困る状況にならないとは限りません。

大学生がクレジットカードを選ぶポイント

大学生になって、はじめてクレジットカードを作るという方もいるでしょう。そんな方に向けて、クレジットカードを選ぶ際に確認すべきポイントを解説します。

年会費

大学生ではじめてクレジットカードを作るなら、年会費無料のクレジットカードがおすすめです。年会費がかからないカードでも、基本的な機能や補償はしっかりと付いています。持ち続けることが負担にならないようなカードを選ぶと安心です。

ポイント還元率

クレジットカードは利用額に応じてポイントがたまるので、ポイント還元率が高いカードを選ぶことをおすすめします。日常のお買い物やネットショッピングなどで、効率良くポイントをためることが可能です。

また、通常のポイント還元率が高くなかったとしても、特定店舗でポイントが多くたまる場合もあるため、よく利用する店舗に特化したカードを選ぶのもよいでしょう。

特典や付帯保険

特典内容や付帯保険も、カード選びの重要なポイントです。旅行保険が付帯しているカードであれば、旅行中のケガや病気の際も安心です。ショッピング保険が付帯していれば、購入商品の破損や盗難に備えることができます。

また、特定の店舗でポイント還元率が上がるカードや、優待割引を受けられるカードを選べば、日常のお買い物や外食、エンターテインメントをよりおトクに楽しめます。

大学生がクレジットカードを持つ際の注意点

クレジットカードを所持するにあたり、注意すべき点があります。大切なお金を守るため、使いはじめは以下を心にとめて慎重に利用しましょう。

使いすぎに注意する

クレジットカードは後払い決済のため手元に現金がなくても商品を買えますが、それゆえに「お金を払っている」という感覚がなく使いすぎてしまうことがあります。普段からアプリなどで利用状況を確認し、ご自身の支払い能力以上に使いすぎないよう気をつけましょう。

利用限度額を把握する

クレジットカードは契約者ごとに月々の利用限度額が設定されており、上限を超えると次の引落としが完了するまで利用できなくなることがあります。特に学生の場合は利用限度額が低く設定される場合があるので、カード到着時の書類を見て把握しておきましょう。

リボ払いの利用に気をつける

リボ払いとは、利用金額や件数に関わらず、毎月ほぼ一定額を返済していく仕組みです。出費がかさんだ月も支払い額が変わらないという安心感はありますが、ご利用には手数料がかかるため、最終的な支払い額は1回(一括)払いより高額になります。リボ払いの利用時は、支払期間や手数料について必ずチェックしてください。

支払いは遅延させない

支払(引落とし)日に銀行口座の残高が不足していると支払い義務を怠ったとみなされ、遅延損害金が発生する場合があります。支払日翌日から支払い完了まで日割りで加算されるので、口座残高はきちんと管理しましょう。もし遅延したときはできるだけ早くカード会社に連絡をしてください。

卒業後、カードや特典の条件が変更になる場合がある

学生専用カードや在学中に特典が付帯するクレジットカードでは、卒業後に利用条件が変更される場合があります。たとえば、年会費が発生したり、ポイント還元率が変更されたりする可能性があるため、事前に利用条件を確認しておくことが大切です。

大学生の利用限度額はどれくらい?

クレジットカードの利用限度額は、契約者の信用情報をもとに審査を行った上で設定されます。大学生が契約する場合の利用限度額はカード会社によっても異なりますが、社会人より低く設定されることが一般的です。

大学生は社会人と比較して収入が低く、また十分な信用やカード利用実績がないことを考慮しているためです。利用限度額は安全な範囲内で設定されており、無理のない利用を促す仕組みとなっています。

クレジットカードの申込み方法

大学生がクレジットカードを申込む方法は、基本的に一般的な社会人と同じです。必要な書類をそろえた上で、カード会社のWebサイトなどで申込みを行ってください。

<大学生がクレジットカード申込み時に必要な書類>

  • 顔写真付きの本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)
  • 本人名義の銀行口座
  • 学生証(学生専用クレジットカードに申込む際は、学生証の提出が必要)

<クレジットカードの申込み手順>

  • 1. 必要書類を用意します
  • 2. カード会社の申込みフォームに、本人情報や支払い方法を入力します
  • 3. 必要書類をアップロードまたは提出します
  • 4. 審査が行われ、通過すればカードが郵送で届きます
  • 5. クレジットカードがお手元に届けば、利用可能になります

大学生によくあるクレジットカードのトラブルと対策

クレジットカードを使いはじめたばかりの大学生は、意図せずトラブルに巻き込まれることがあります。ここでは、代表的なトラブルとその回避方法をご紹介しましょう。

支払設定がリボ払いになっていた

初期設定でリボ払いになっていた、設定額以上利用すると自動的にリボ払いになることを知らなかったなど、知らず知らずのうちにリボ払い設定にしてしまったという場合があります。こうしたトラブルを避けるためには、申込時に支払方法をしっかりと確認し、毎月利用明細を確認するようにしましょう。

利用限度額を超えてしまい、利用できなかった

クレジットカードには月々の利用限度額が設定されており、超えると一時的に利用ができなくなります。利用限度額は学生の場合、社会人よりも低めに設定されることが多いため注意が必要です。

カード到着時に利用限度額を確認し、アプリなどで利用状況を随時管理しましょう。利用上限に近づいた際に通知が届く設定を活用すると便利です。

支払いを遅延してしまった

引落口座の残高が不足していると引落とし日に支払いができず、遅延損害金が発生することがあります。遅延を繰り返すと信用情報にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

日頃から利用明細と口座残高を把握しておき、引落とし日には必ず利用額以上入金しておくようにしましょう。

【ニーズ別】大学生におすすめのイオンカード

イオンカードは、年会費無料で大学生の方にとっても使いやすいクレジットカードです。特典や機能を踏まえ、大学生のみなさんにおすすめできるイオンカードをご紹介します。

銀行口座も合わせて開設するならイオンカードセレクト

イオンカードセレクト

年会費 無料
国際ブランド Visa Mastercard JCB
種類・機能 キャッシュカード/クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオンカードセレクトは、イオン銀行キャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のカードです。イオングループの対象店舗なら、お支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTが進呈され、基本の2倍たまります。

  • 基本とは200円(税込)ごとに1WAON POINT進呈をさします。
  • 一部対象外商品がございます。

すぐ使いはじめたいならイオンカード(WAON一体型)

イオンカード(WAON一体型)

年会費 無料
国際ブランド Visa Mastercard JCB
種類・機能 クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオンカード(WAON一体型)は、クレジットカードと電子マネーWAONが一枚になった、入会金・年会費無料のカードです。発行方法を選択する際に当日からご利用いただける「即時発行」を選ぶと、クレジットカードの到着を待たずに、ネットショッピングやイオンiD、AEON Payのスマホ決済ですぐにお買い物に利用できるようになります。

海外旅行に利用するならTGC CARD

TGC CARD

年会費 無料
国際ブランド JCB
種類・機能 クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

TGC CARDでは、もしもの時に安心な海外旅行傷害保険をご利用できます。海外旅行に伴う航空機のチケットやツアー代金をTGC CARDのクレジット払いでお支払いいただくと、旅行中の事故やトラブルに対し、最高3,000万円の補償を受けられます。

まとめ

  • 大学生の6割以上がクレジットカードを持っており、普段使いから旅行まで幅広く利用している
  • 使いはじめの時期は特に、支払設定や利用限度額に関するトラブルに注意
  • イオンカードは年会費無料で種類豊富なため、大学生の方にも使いやすくおすすめ

多様なラインナップが揃うイオンカードなら、あなたのキャンパスライフにふさわしい1枚と出会えるでしょう。この機会にぜひイオンカードにお申込みください。

  • カード発行には所定の審査がございます。
  • 当記事は2025年1月時点の情報となります。