公開日:2024/01/31
キャッシュレス決済の普及が進む中、多くの人々が日々の支払いでクレジットカードを活用しています。日常生活に不可欠な電気代の支払いにクレジットカードを使用できるのか疑問に思う方も少なくないでしょう。
当記事では、電気代の支払いにクレジットカードが使用可能かということのほか、メリットや注意点、電気代を節約するための効果的な方法も解説します。
電気代の支払方法は請求書による現金払いや口座振替などがありますが、クレジットカードで支払うこともできます。
クレジットカードでの支払いについては、クレジットカード会社のホームページ等を確認の上、クレジットカード払いの設定が必要です。
ただし、一部の電力会社ではクレジットカードでの支払いができないこともありますので、あらかじめ契約している電力会社のホームページ等で確認するようにしましょう。
クレジットカードで電気代を支払う場合どのようなメリットがあるのでしょうか。メリットについてご紹介します。
クレジットカードで支払うと、支払金額とクレジットカードのポイント還元率に応じてポイントがたまることがメリットです。
このポイントは提携ポイントや商品券などと交換できたり、クレジットカードの支払いに充当したりすることができます。
電気代は毎月必ず支払わなければならないものなので、クレジットカードで支払うことで、ポイントを効率的にためることができます。
クレジットカードで電気代を支払う場合は、事前にクレジットカードを登録するため、支払いの手間がないということもメリットです。登録完了後は自動支払いになります。
コンビニなどで支払う場合、毎回コンビニに行くといった手間がかかりますが、クレジットカードであればそんな手間はかかりません。
公共料金の支払いをクレジットカードに集約させることで、支払いをまとめられるのもメリットのひとつです。
クレジットカードの引落とし日に、口座にお金が入っているかどうかを確認するだけでよくなるでしょう。
毎月分支払いを行わなければならないものには、電気代以外にガス代や水道代などがあります。いずれも口座振替やコンビニ払いなどで対応できますが、口座振替の場合は引落とし日ごとに口座のお金を確認する必要がありますし、コンビニ払いの場合はその都度支払いに行かなければなりません。
クレジットカードで電気代やガス代を支払うことで、公共料金などの支払いで何にいくらかかっているのかがカードの明細書を見るだけで把握でき、生活費の管理がしやすいというメリットもあります。
現金払いや口座振替の場合、電気代やガス代などの金額を確認するにはそれぞれの明細書をチェックする必要がありますが、クレジットカードにしておけば、いつでも手軽に確認できるようになるでしょう。ショッピングや外食などのカード支払金額も同時に把握でき、月々の生活費をまとめて管理することができます。
クレジットカードで電気代を支払う際には、注意する点もあります。
知らないとトラブルになることもあるので、しっかりと確認しておきましょう。
電力会社によっては、電気代のクレジットカード払いに対応していない場合があります。
その場合は、口座振替やコンビニで支払う必要があります。
クレジットカードでは限度額が決められており、限度額として設定された金額を超える支払いはできません。
たとえば、限度額30万円のカードで今月すでに29万円のお買い物をしているとすると、電気代の金額が1万円を超える場合の支払いはできません。
電気代の支払いをクレジットカードで行う場合は、毎月限度額には余裕を残しておくことを心掛けましょう。
今まで現金や口座振替で納めていた電気代を、クレジットカード払いに変更する主な方法を2つご紹介します。
なお初回の引落とし時には、カード会社の締切り日と電力会社の検針日との兼ね合いなどにより、2ヵ月分の電気料金がまとめて請求されるケースがあります。カード払いへの変更直後は、銀行口座の残高を確認しておきましょう。
クレジットカード払いに変更するには、現在契約している電力会社のホームページから申込む方法と、書類を郵送して申込む方法があります。
インターネット上で手続きをする場合、電力会社のホームページにあるクレジットカード払いの申込みページにアクセスし、契約情報やカード情報を入力します。
書類(郵送)の場合は、まずホームページからクレジットカード払いに変更する書類の郵送を依頼します。手元に届いたら必要事項を記入して返送してください。
手続き完了までにかかる時間は、インターネットで約1〜2週間です。郵送の場合は書類到着までに約1週間、返送後さらに数週間かかりますので、1ヵ月程度は見ておいたほうがいいでしょう。
なお、申込み方法や手続きにかかる期間は電気会社によって異なります。詳しくは各社のホームページをご確認ください。
クレジットカード払いに変更するには、クレジットカード会社のホームページから申込みができる場合があります。
たとえばイオンカードをご利用中の方は、「暮らしのマネーサイト」にログインすることでお手続きが可能です。
申込める電力会社や手続きの方法はご利用のカード会社によって異なりますので、あらかじめ各社のホームページなどをご確認ください。
電気代の支払方法としてクレジットカードでの支払いや口座振替、振込用紙を用いた現金支払いなどがあります。
クレジットカードで支払った場合には支払金額に応じてポイントが還元されます。
また、多くの電力会社では口座振替の場合には口座振替割引サービスが適用になります。
ここでは各支払方法によるポイント還元や割引をまとめてみました。
以下は、東京電力契約者が還元率0.5%のクレジットカードで電気代を支払った場合と、口座振替(割引額は55円/月)で支払った場合のシミュレーションです。
還元率0.5%のクレジットカードで電気代を支払った場合
電気代 | クレジットカード※ によるポイント還元 |
口座振替による 振替割引 |
振込用紙を用いた 現金支払いによる ポイント還元/割引 |
---|---|---|---|
5,000円 | 25ポイント | 55円 | 特になし |
10,000円 | 50ポイント | 55円 | 特になし |
11,000円 | 55ポイント | 55円 | 特になし |
15,000円 | 75ポイント | 55円 | 特になし |
20,000円 | 100ポイント | 55円 | 特になし |
1ポイント1円で利用できる場合、電気代の支払金額が1万1,000円を超えるなら、クレジットカードでの支払いがおトクです。
どの支払方法がおトクなのかは、電気代によって変わるということがわかりました。
では、世帯人数別の平均電気代はどのくらいでしょうか?
総務省統計局の2023年の家計調査報告による世帯人数別の平均電気代は下記のとおりです。
■世帯人数別の平均電気代
世帯人数 | 月間平均電気代 |
---|---|
1人 | 5,842円 |
2人 | 8,930円 |
3人 | 1万285円 |
4人 | 1万689円 |
5人 | 1万1,124円 |
6人以上 | 1万7,474円 |
各世帯の平均電気代と比較した場合、世帯人数3人から1万1,000円を超える結果になりました。3人以上の世帯であれば、クレジットカードでの支払いがおトクといえます。
上記で解説したクレジットカードのメリット・注意点を考慮し、あなたに合った支払方法を決めましょう。
※参考
総務省「家計調査報告2023年7〜9期 」
クレジットカードで支払いができるのは電気代だけではなく、ガスや水道、固定電話といった公共料金のほか、携帯電話やインターネットのプロバイダー料金などの支払いも可能です。
また、かつては現金や口座振替が当たり前だった各種保険料も、今ではそのほとんどがクレジットカード払いに対応しています。
さらに、2017年1月からは国税のクレジットカード納付も始まっており、法人および個人が負担するほぼすべての税目がクレジットカード払いの対象となりました。
<クレジットカード払いに対応している主な保険料・税金>
電気料金の支払いにイオンカードを使うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、イオンカードで電気料金を支払うメリットを解説します。
イオンカードなら、効率的にポイントをためられるというメリットがあります。
毎月の電気代をイオンカードで支払うと、200円(税込)につき1WAON POINTがたまります。たとえば1ヵ月の電気代が1万1,000円、1年間で13万2,000円をイオンカードで支払った場合、年間で660 WAON POINTがたまる計算です。
電気代は毎月必ずかかる固定費です。特に冬場はエアコンや電気ストーブなどの利用により電気代が高額になることが多いものです。イオンカードで支払うことで、WAON POINTを効率的にためることができます。
イオンカードで電気代を支払うことでたまったWAON POINTは、お買い物の際に1 WAON POINTを1円として使えるメリットもあります。
イオン、マックスバリュ、ダイエーといったおなじみのスーパーのほか、ミニストップ、イオンシネマ、コスモ石油など、全国各地で展開されているイオングループの店舗で利用可能です。さらにはイオンネットスーパー等のネットショップでの利用もできるので、みなさんのライフスタイルに合わせてご活用ください。
電気代は継続的に支払うため、ポイントも毎月たまっていきます。
そのため、たまったポイントが使いやすいクレジットカードを選ぶことが大切です。
イオンカードのクレジット払いでたまるWAON POINTは、1ポイント1円でイオングループの対象店舗、WAON POINT加盟店、イオンネットスーパー等のネットショップで使うことができます。
普段イオングループのお店でお買い物をする方は、電気代の支払いもまとめることで、たまったポイントを活用しやすくおトクです。
今回は豊富なラインナップの中から、電気代の支払いにおすすめのイオンカードをご紹介いたします。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
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種類・機能 | クレジット/WAON/キャッシュカード |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトはキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの特典・機能が1枚となったカードです。
お申込み時に開設するイオン銀行口座のキャッシュカード機能を兼ね備えているため、イオン銀行のキャッシュカードと併せて持ち歩く必要はなくなり、お財布がスリムになって便利です。
お手持ちのイオンカードを電気代の支払いにお使いになる場合は、ホームページまたはアプリからお手続きを行いましょう。下記でその方法をご紹介しますので、参考にしてください。
ホームページ「暮らしのマネーサイト」から登録する流れは下記のとおりです。
<暮らしのマネーサイトから登録する流れ>
アプリ「イオンウォレット」からも登録が可能です。
<イオンウォレットから登録する流れ>
電気代をクレジットカードで支払うメリットや、どの支払方法がおトクになるのかについて解説してきましたが、電気代そのものの見直しも大切です。
支払方法の見直しと合わせて、以下も試してみましょう。
電気代をおトクにするためにはまずは節電をしましょう。
近年の家電製品はエネルギー消費効率が大幅に上昇しています。
お使いの家電製品が10年以上前に買ったものだった場合、思い切って省エネ家電に買い替えることで電気代が安くなる可能性があります。
省エネ家電への買い替えで補助金が出る自治体もあるため、お住まいの地域で補助金制度があるか確認してみましょう。
電気代をおトクにするためには電力会社や電力プランの見直しも大切です。
2016年4月の電力自由化により、契約する電力会社を自由に選べるようになりました。
今では各電力会社がさまざまな料金プランやサービスを用意しています。
時間帯別で料金が変わるプラン、ガスや携帯電話などとセットで契約することで割引されるプランなどさまざまな料金プランがあります。
電力会社・料金プランの見直しも検討しましょう。
電気代は、毎月の生活に欠かすことのできない固定費のひとつです。イオンカードで支払うことにより、毎月の電気代からWAON POINTを獲得することができ、日々の生活費の管理も一目で分かるようになります。さらに、ためたWAON POINTはイオングループの店舗などで利用可能です。毎月のお支払いからWAON POINTをためることで、日常の生活がさらにおトクになるでしょう。
便利で経済的なイオンカードで、賢く電気代を管理し、ライフスタイルを充実させてみてはいかがでしょうか。