クレジットカードのICチップ

クレジットカードのICチップとは?メリットや破損時の対処法を解説

2023/06/08

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最近のクレジットカードは、ICチップ付きが主流になってきています。ICチップ付きのクレジットカードは暗証番号のみで決済ができるなど、利便性が向上しています。

当記事では、ICチップ付きのクレジットカードのメリットや注意点、クレジットカードのICチップが不良になったときの対処法についても解説します。

■ クレジットカードのICチップとは?

クレジットカードのICチップとは、一般的にクレジットカードの前面についている金属部分を指します。IC(Integrated Circuit)とは集積回路のことで、膨大な情報を記録でき、情報の暗号化も可能です。そのため、セキュリティ強化を目的として近年クレジットカードに搭載されるようになりました。

なお、ICチップには、カードリーダーにかざすだけで通信ができるICチップ内蔵の「非接触型」と、表面にICチップが組み込まれている「接触型」があります。Suicaなどの交通系ICカードやWAONなどの電子マネーカードが非接触型、クレジットカードは接触型に該当します。

■ ICチップ付きのクレジットカードのメリット

ICチップ付きクレジットカードが普及することで、より安全で便利なクレジットカード利用が可能になりました。ICチップ付きのクレジットカードのメリットを改めて確認してみましょう。

● セキュリティの強化

ICチップ付きクレジットカードのメリットは、セキュリティが強化されていることです。従来のクレジットカードは、カードの裏面に黒い磁気ストライプが貼り付けられていました。磁気ストライプのなかには、クレジットカード番号や有効期限などの基本情報が含まれており、スキマーと呼ばれる機械で不正に読み取ることもできました。

しかしICチップのなかには情報が複雑に暗号化されて保存されているため、簡単に読み取ることはできません。ICチップ付きのクレジットカードであれば、不正に情報を読み取るスキミング被害が多発している海外でも、安心してクレジットカードをご利用になることができるでしょう。

● 磁気不良が起こりにくい

従来の磁気ストライプを使用しているクレジットカードよりも磁気の影響を受けにくいため、磁気不良が起こりにくいこともICチップ付きクレジットカードのメリットです。クレジットカードが磁気不良を起こしてしまうと、ご利用ができなくなってしまいます。磁気不良を起こしたクレジットカードは再発行が必要になりますが、再発行にも時間がかかります。

● 暗証番号で決済ができる

ICチップ付きクレジットカードは、暗証番号入力だけでスムーズに決済できることもメリットです。従来、クレジットカードでの決済時には、一般的にサイン(署名)で本人確認をする必要がありました。署名は偽造リスクも高く、クレジットカードの紛失・盗難に遭ったときに不正利用につながりやすいというリスクもあり、ご本人しか知らない情報である暗証番号のほうが、第三者に不正使用されることを防ぐ効果があります。

■ ICチップ付きクレジットカードの注意点

ICチップ付きクレジットカードをご利用になるうえでは注意点もあります。これらの注意点に気を付けることで、より安全にICチップ付きクレジットカードを利用することができるでしょう。

● ICチップ対応カードリーダーがない店舗もある

ICチップ付きクレジットカードのご利用時の注意点は、ICチップ対応カードリーダーを用意していない店舗もあることです。特に国によってはICチップ化が進んでおらず、ICチップ付きクレジットカードを使用できないこともあります。渡航前に、渡航先のクレジットカード事情を調べておきましょう。

● 暗証番号が漏洩すると補償を受けられない可能性がある

暗証番号が漏洩すると補償を受けられない可能性があるということも、ICチップ付きクレジットカードの注意点です。不正利用の補償制度を設けているカード会社も多いものの、暗証番号の漏洩による損害には、補償が適用されないことがありますので、厳重に管理しましょう。自分の生年月日、電話番号などわかりやすい暗証番号を設定していた場合も、補償が適用されない場合がありますので注意してください。

● ICチップが破損してしまうことがある

ICチップの注意点は、磁気ストライプに比べると磁気耐性は高いものの、汚れや傷、熱には弱い傾向があり、破損してしまうことです。ICチップの読取りができないとエラーとなりご利用ができなくなります。カードの再発行を依頼することになるため、取扱いには十分注意しましょう。

■ イオンカードが破損した場合の対処法

イオンカードが破損した場合は、再発行が必要になります。イオンカードが以下の状態になったら、破損かもしれません。ここからは、破損した場合の対処法についてご紹介します。

● 決済端末にカードを差し込んでも読み込まれない場合の対処法

決済端末にカードを差し込んでも読み込まれない場合には、店舗の端末が故障を起こしているケースが考えられます。日時を改めて同店舗や別の店舗で決済を試してみましょう。それでもカードが使用不可能であれば、カード会社に再発行を依頼してください。

● タッチ決済でカードが反応しない場合の対処法

タッチ決済でカードが反応しない場合には、端末の動作を店舗側に確認してもらいましょう。それでもクレジットカードが反応しない場合は、クレジットカードの状態に原因があると考えられます。カード会社にお問い合わせください。

■ ICチップ付きのイオンカードのおすすめはイオンカードセレクト

イオンカードセレクト

現在のイオンカードは、すべてICチップ付きです。そのなかからおすすめのイオンカードをご紹介します。また、従来のイオンカードを所有していて、新規でICチップ付きカードに切り替えをご希望の場合は、イオンカードコールセンターにお問い合わせいただくことで変更の手続きが可能です。

年会費 無料
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB
種類・機能 クレジット/WAON/キャッシュカード
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオン銀行のキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のクレジットカードです。

また、クレジットカード決済端末やタッチ決済などでカードが反応しなかったり、反応が悪かったりする原因がICチップの不良だったときは再発行が必要となりますが、磁気不良だった場合はイオン銀行ATMの「磁気復元サービス」で改善される可能性があります。ATMメニュー画面の「イオンカード」ボタンよりお進みください。

■ 安心してご利用になれるICチップ付きのイオンカードでお買い物しよう

ICチップ付きのイオンカードは、従来のクレジットカードよりもセキュリティ機能が強化されているため、不正利用の被害を受ける可能性が低くなります。また、暗証番号での決済ができるため、従来の署名よりもスムーズなお買い物ができるでしょう。

また、ICチップ付きのイオンカードは、イオン銀行ATMの「磁気復元サービス」がご利用できます。磁気復元サービスは、イオン銀行ATMにて「磁気ストライプ」を復元することができるサービスです。磁気データを読み取れず、WAON POINTが読み取れない場合や、お取引できない場合に、お試しください。それでも直らない場合には、すぐにイオンカードコールセンターに問い合わせをするようにしましょう。

※カード発行には所定の審査がございます。
※当記事は2023年6月時点の情報となります。

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