2023/09/28
働き始めたばかりの20代はあまり給与も高くなく、日々の生活や趣味への支出もあって、まだまだ貯蓄は後回しという方も多いのではないでしょうか。しかし、20代の若いうちから賢く貯蓄に取組んでいる方とそうでない方では、30代40代になったときに大きな差ができるといわれています。
当記事では、20代の平均的な貯蓄額を詳しく掘り下げるとともに、20代から知っておくべき上手なお金の貯め方を解説します。
目次
20代はどのくらい貯蓄をしているのでしょうか。平均年収と平均貯蓄額から見ていきましょう。
20代の平均年収は、国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査結果」によると、20〜24歳で269万円(男性:287万円、女性:249万円)、25〜29歳で371万円(男性:404万円、女性:328万円)です。全世代の平均年収は545万円ですから、20代はまだ年収が低いことがわかります。
■20代の平均年収
年齢 | 平均年収額 |
---|---|
20〜24歳 | 269万円 |
25〜29歳 | 371万円 |
また、これは健康保険料や年金、税金などが差し引かれる前の数字ですから、ここから貯蓄にお金をまわすのはかなり難しいかもしれません。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年以降)」によると、20代の金融資産保有額の平均値は185万円、中央値は20万円です。ここでいう「金融資産保有額」とは、貯蓄のほか、保有している株式や生命保険なども含めた金融資産をさします。
■20代の金融資産保有額
金融資産保有額 | 割合 |
---|---|
資産なし | 40.6% |
100万円未満 | 21.9% |
100万円以上〜200万円未満 | 11% |
200万円以上〜300万円未満 | 6.9% |
300万円以上〜400万円未満 | 5.1% |
400万円以上〜500万円未満 | 2.4% |
500万円以上〜700万円未満 | 4.6% |
700〜1,000万円未満 | 2.8% |
1,000〜1,500万円未満 | 1.4% |
1,500〜2,000万円未満 | 0.3% |
2,000〜3,000万円未満 | 0.3% |
3,000万円以上 | 0.7% |
無回答 | 2.1% |
この表を見ると、20代では資産なしの割合が40.6%と高いことがわかります。
貯蓄額は年収によって差がありますが、一般的には月収の1〜2割程度を毎月貯蓄できるとよいとされています。
また、20代はこれから結婚、子育て、住宅購入など大きなライフイベントを考えていく世代ですので、今後のライフイベントでかかる費用も、蓄えておくとよいでしょう。出産費用の平均は、厚生労働省「出産費用の実態把握に関する調査研究(令和3年度)によると46万700円です。また、住宅購入費用の平均は、住宅金融支援機構「2021年度フラット35利用者調査」によると、建売住宅が3,605万円、マンションが4,528万円となっています。
それに加えて、ケガや病気などで一時的に働けなくなったときのことを考えて、少なくとも3〜6ヶ月分の生活費を蓄えておくとよいでしょう。
20代は、お金の管理・貯蓄方法を学んでいく時期です。まだまだ年収が高くない20代でも、無理なく上手に貯蓄ができる方法を紹介しましょう。
まずは自分が毎月いくらもらっているのか、きちんと把握することが大切です。そこから、どれくらい貯蓄にまわすか、目標とする毎月の貯蓄額を決めるとよいでしょう。
例えば、休日、早朝や夕方以降にかかるATMの利用手数料は、1回は110〜220円程度で少額ですが、積み重なれば家計に影響してきます。そのような無駄な出費を意識して減らしておくと、節約意識が自然と身についていくでしょう。スマホの料金プランを変更する、あまり利用していないサブスクリプションサービスを解約するなど、固定費を見直すことも必要です。
家計簿を作って、常に収入と出費のバランスを確認しましょう。手軽に入力できる家計簿アプリを導入するのがおすすめです。毎月の固定費や食費、交際費、雑費などを把握することで、どの項目を節約すべきか見えてきます。収入が増えて余裕ができたときが、資産運用について考えるタイミングです。
貯蓄するだけでなく、資産運用についても検討してみてください。はじめて資産運用をするなら、まずはつみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)など、税制上の優遇を受けられる制度を利用するのがおすすめです。ただし、どちらも元本割れのリスクがあるので、はじめる際には元本割れリスクについて理解しておきましょう。
これまで紹介したような方法を実践するには、20代から貯蓄や家計管理をきっちりできる銀行口座とクレジットカードを持っておきましょう。イオンカードセレクトは、クレジットカード、イオン銀行のキャッシュカード、電子マネーWAONの3つの機能が1枚にまとめられたカードで、まとめてお金の管理をしたい方におすすめのクレジットカードです。
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20代は給与もあまり高くなく、貯蓄するのが難しい場合が多いかもしれませんが、これから迎えるライフイベントに向けて、少額でも毎月きちんと貯蓄をする習慣を身につけることが大切です。クレジットカードを上手に使えば、家計を管理することもできますし、さまざまな特典を受けることもできます。
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※当記事は2023年9月時点の情報となります。