ボーナスの平均支給額は?

ボーナス(賞与)の平均支給額はいくら?年齢・業種別に詳しく解説

2023/10/18

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多くの企業で、夏と冬の年2回支給されるボーナス。ボーナスの支給を楽しみにする一方で、「平均でどれくらいボーナスをもらっているのだろう」「自分のボーナスは平均額と比べて多い?少ない?」などと気になる方も多いのではないでしょうか。

ボーナスの平均支給額は、夏と冬、また年代や業種によっても変わってきます。また、せっかく支給されたボーナスは、できるだけ賢く使いたいものです。当記事では、さまざまなデータからボーナスの平均支給額を紹介するとともに、ボーナスの賢い使い道についても解説します。

■ ボーナスとは?

ボーナスとは、月々の給与とは別に会社から支払われる賃金のことで、「賞与」や「特別手当」などとも呼ばれます。ボーナスはすべての会社で支給されるわけではありません。会社の賃金規定や業績、給与体系によっては、ボーナスがないこともあります。また、ボーナスの支給時期も、多くは夏と冬の年2回ですが、年1回の会社もあれば、年3回以上に分けて支給されるケースもあるなどさまざまです。まずはボーナスの概要について見ていきましょう。

● ボーナスの種類

ボーナスの種類は、金額の決め方によって、「基本給連動型賞与」「業績連動型賞与」「決算賞与」の大きく3つに分けられます。

・基本給連動型賞与

残業代や手当などを含まない基本給に応じて金額が決まるボーナスで、「基本給×◯ヵ月分」で計算されます。日本の企業で最も一般的なボーナスの種類です。

・業績連動型賞与

仕事の成果に応じてボーナスの金額を決定する方法です。個人の業務成果で決定する会社もあれば、部署の成績でボーナスの金額が決まる会社もあります。

・決算賞与

決算時点での会社の業績に応じて臨時で支給されるボーナスです。会社によっては、業績が良かったときに通常のボーナスとは別に決算賞与を支給することがあります。会社の業績が悪かった場合は、決算賞与は発生しません。

■ 夏と冬のボーナスの平均支給額は?

では、ここからは、夏と冬のボーナス平均支給額について見ていきましょう。厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、夏・冬それぞれのボーナスの平均支給額は次のようになっています。

■夏のボーナスの平均支給額

2021年:38万268円

2022年:38万9,331円

■冬のボーナスの平均支給額

2021年:38万787円

2022年:39万2,975円

参照毎月勤労統計調査(全国調査・地方調査) 結果の概要|厚生労働省 別ウインドウで開きます

■ 年代別・業種別によるボーナスの平均支給額は?

ボーナスの金額は、年代や業種などによっても変わります。それぞれの観点別に、ボーナスの平均支給額について見ていきましょう。

● 年代別のボーナス平均支給額

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、年代別の年間のボーナス支給額は以下のとおりです。50代前半までは年齢が上がるにつれてボーナス支給額も増え、それ以降は徐々に減っていくことがわかります。

■年代別ボーナス平均支給額

年齢 平均支給額
〜19歳 15万700円
20〜24歳 38万2,200円
25〜29歳 65万5,500円
30〜34歳 79万9,300円
35〜39歳 92万6,100円
40〜44歳 101万2,800円
45〜49歳 108万1,300円
50〜54歳 115万9,100円
55〜59歳 115万5,700円
60〜64歳 69万2,000円
65〜69歳 35万800円
70歳〜 22万8,900円

参照令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省 別ウインドウで開きます

● 業種別のボーナス平均支給額

同じく、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、業種別の年間のボーナス平均額は以下のとおりです。業種によって、ボーナスの金額にも違いがあることがわかります。

■業種別ボーナス平均支給額企業規模計(10人以上)

業種 平均支給額
鉱業、採石業、砂利採取業 119万400円
建設業 97万7,600円
製造業 100万5,700円
電気・ガス・熱供給・水道業 131万9,500円
情報通信業 112万6,000円
運輸業、郵便業 56万3,500円
卸売業、小売業 96万2,900円
金融業、保険業 144万9,000円
不動産業、物品賃貸業 106万7,900円
学術研究、専門・技術サービス業 133万7,900円
宿泊業、飲食サービス業 34万2,700円
生活関連サービス業、娯楽業 36万1,700円
教育、学習支援業 122万7,300円
医療、福祉 73万4,300円
複合サービス事業 99万2,900円
サービス業(他に分類されないもの) 50万700円

参照
厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 別ウインドウで開きます

■ ボーナスの手取り額の計算方法

ボーナスは、支給額がそのまま受け取れるわけではありません。月々の給与と同じように、ボーナスにも社会保険料や税金がかかります。社会保険料は健康保険料、介護保険料(40歳以上の場合)、厚生年金保険料、雇用保険料が、税金は所得税がボーナスの総支給額から控除されます。手取り額の計算は、下記の手順で行います。

<ボーナスの手取り額の計算式>

ボーナスの手取り額=総支給額−(社会保険料+所得税)

● 1. ボーナスから控除される社会保険料を計算する

<社会保険料の計算式>

健康保険料 = 標準賞与額 × 健康保険料率 ÷ 2

厚生年金保険料 = 標準賞与額 × 厚生年金保険料率 ÷ 2

介護保険料 = 標準賞与額 × 介護保険料率 ÷ 2

雇用保険料 = 賞与額 × 雇用保険料率

健康保険料、厚生年金保険料、介護保険料は、ボーナス総支給額の1,000円未満を切り捨てた「標準賞与額」にそれぞれの保険料率を掛け、その金額を会社と本人が半分ずつ負担します。

また、雇用保険料は、ボーナス総支給額に雇用保険料率を掛けて算出した金額を、事業の割合に応じて定められた割合で会社と本人が負担します。

● 2. ボーナスにかかる所得税を計算する

<賞与の所得税の計算式>

賞与の所得税 = 賞与から社会保険料を差し引いた金額 × 所得税率(源泉徴収率)

ボーナスの総支給額から社会保険料を差し引いた金額に所得税率をかけて、所得税額を求めます。ボーナスにかかる所得税の税率(源泉徴収率)は、前月の給与や扶養親族の数によって変わります。

ボーナス総支給額から「1」の社会保険料と「2」の所得税を引いた金額が、ボーナスの手取り額です。

■ ボーナス払いもOK!イオンカードのクレジットカード

ボーナスの使い道として、まとまった金額のお買い物を考えている方は多いかもしれません。しかし、そうした使い方では、欲しいものがあってもボーナスが支給されるまで購入を待たなければならないことも…。その商品を使いたいタイミングを逃してしまったり、商品が売り切れてしまったりするかもしれません。

そのような場合に便利なのが、クレジットカードのボーナス払いです。ボーナス払いとは、夏または冬のボーナス時期に、お買い物の利用代金をまとめて支払う方法です。「今欲しい」という商品でも、支払いはボーナス時期に先延ばしできるため、計画的なお買い物を楽しむことができます。

ボーナス払いにおすすめなのが、イオンカードです。イオンカードでは、夏と冬のどちらかのボーナスにまとめてお支払いをする「ボーナス一括払い」と、夏と冬のボーナス2回に分けてお支払いする「ボーナス2回払い」に対応しています。

ただし、ボーナス払いは店舗によっては利用ができない場合もあります。また精算時に「ボーナス払い」の指定をしていないと後からの変更はできないため、注意が必要です。

● イオンカードセレクト

イオンカードセレクト

年会費 無料
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB
種類・機能 クレジット/WAON/キャッシュカード
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のクレジットカードです。ご利用金額200円(税込)ごとに1WAON POINTがたまるうえ、イオングループの対象店舗なら、対象商品のお支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTと、ポイント還元率が倍にアップします。また、イオン銀行口座からの電子マネーWAONオートチャージで200円(税込)ごとに1電子マネーWAONポイントがたまります。

● イオンカード(WAON一体型)

イオンカード(WAON一体型)

年会費 無料
国際ブランド Visa/Mastercard/JCB
種類・機能 クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオンカード(WAON一体型)はクレジット機能と電子マネーWAON機能が付帯されているクレジットカードです。入会金・年会費無料で、カードお申込み後、最短5分でイオンウォレット(イオンカード公式アプリ)上でカード情報を受け取れるため、すぐにお買い物にご利用いただけます。利用金額200円(税込)ごとに1WAON POINTがたまり、イオングループの対象店舗なら対象商品のお支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTと、基本の2倍のポイントがたまります。

※基本とは、200円(税込)ごとに1WAON POINT進呈をさします。

■ ボーナスを賢く使うなら、クレジットカードを活用しよう

ボーナスを賢く使うなら、クレジットカードのボーナス払いの利用を検討してみてはいかがでしょうか。ボーナス払いを利用すれば、「今は手元にお金がない」という場合でも、余裕をもって支払いをすることができます。イオンカードでは、ボーナス一括払いのほか、ボーナス2回払いにも対応しています。イオンカードのボーナス払いで、計画的にお買い物を楽しみましょう。

※カード発行には所定の審査がございます。
※当記事は2023年10月時点の情報となります。

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