公開日:2023/12/27
電気代の明細を見て、「先月よりも今月の電気代が高い気がする…」「省エネを心掛けているのに、昨年の同じ月よりも高くなっているのでは?」と感じているご家庭も少なくないようです。では、実際に国内の電気代は値上がりしているのでしょうか。また電気代が高いと考えられる理由について知っておくことで、節約につなげていくこともできるかもしれません。
当記事では、電気代が高いと感じる理由と、毎月の固定費でもある電気代の支払いにクレジットカードを活用するメリットについて解説します。
総務省統計局の「家計調査」によると、2017年から2022年までの2人以上の世帯と単身世帯を合わせた総世帯のうち、1世帯あたり年間の電気代は、下記のように推移しています。これを見ると、2022年は5年前と比べて年間約2万2,200円の差があることがわかります。
2022年の家計調査による世帯人数別の月間平均電気代は、1人世帯で6,808円、2人世帯で1万1,307円、3人世帯で1万3,157円、4人世帯で1万3,948円です。2万2,200円は、およそ1.5〜3ヵ月分の電気代に相当するため、「最近の電気代は高い」と感じている方が多いことが推測できます。
■2017年から2022年までの1世帯あたりの年間電気代
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|---|---|---|
10万4,499円 | 10万9810円 | 10万9,203円 | 10万7,688円 | 10万3,274円 | 12万6,707円 |
参照
では、なぜ昨今の電気代は高くなっているのでしょうか。最大の要因は、世界的な燃料不足などによる価格の高騰です。これは国内における電気料金が設定される仕組みにも大きく影響を受けるため、構成されている内訳について知っておくことが重要です。
そもそも毎月の電気代は、「基本料金」に加えて、「電力量料金」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」から算出されます。
参照
基本料金は、各家庭で契約したアンペア数に基づく毎月一定額で、各電力会社によってその金額設定は異なります。電力会社によっては、基本料金を設けていないケースもあります。
電力量料金は、その月にご家庭で使用した電力量によって金額は異なります。燃料費調整単価は、燃料の仕入れ単価によって変動します。そして再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価は、電力市場価格などに基づき毎年度に経済産業大臣が決定するものですのでいつも同じではありません。
これらの電気料金の仕組みを踏まえたうえで、電気代が高くなっていると考えられる主な要因について見ていきましょう。
石油や天然ガス、石炭などのエネルギー不足による高騰に加えて、輸送価格も高騰しました。それにより燃料費調整額が値上がりし、電気料金の値上げにつながっています。
エネルギー価格の高騰を受け、2023年1月使用・2月検針分から、国は電気・ガス価格激変緩和対策事業として、企業や家庭の電気・都市ガスの使用量に応じた料金の値引きを行いました。電気料金の支払い負担は一時的に解消され、料金はやや安定したものの、現時点(2023年10月)では、2023年12月使用・2024年1月検針分までが対象です。緩和対策事業の補助額については開始当初と比べて半減しているため、仮にこの先、施策期間がさらに延長されたとしても、その規模は縮小する可能性も高いと考えられます。
大手電力会社7社は、2023年6月より、「従量電灯」などの電気料金プランの値上げを実施。東京電力では、値上げ幅について平均15.90%と発表しています。
これまで解説してきたとおり、昨今の世界情勢から電気代を節約しようと考えても、家庭でできる範囲にはかぎりがあることがわかります。そのため毎月の固定費である電気代を少しでもおトクに支払うためには、クレジットカードの活用がおすすめです。その理由には下記が挙げられます。
毎月の電気代をクレジットカード払いにすることで、お支払い金額とクレジットカードのポイント還元率に応じてポイントをためることができます。
電気代のお支払い方法のひとつである口座振替の場合、東京電力エナジーパートナーのように毎月55円(税込)が割引となる特典を用意している電力会社もあります。しかしポイント還元率0.5%で、1ポイント1円でご利用できるクレジットカードの場合、電気代のお支払い金額が1万1,000円で55ポイントたまるため、月の電気代が1万1,000円を超えるならクレジットカード払いのほうがおトクです。
電気代のクレジットカード払いは、指定の手続きに沿って申込み、事前登録しておくことで自動支払いになります。振込用紙でのお支払いのように、支払期限に間に合うように予定を立てて窓口やコンビニなどに行く、といった手間もかかりません。
電気代をはじめとする公共料金など毎月の固定費をクレジットカードに集約させることで、お金の流れが見えやすくなります。口座には、クレジットカードの引落日にお金が入っているかどうかを確認するだけでよくなるので便利です。
イオンカードのクレジット払いでたまるWAON POINTは、1ポイント1円でイオングループの対象店舗、WAON POINT加盟店、イオンネットスーパーなどのネットショップで使うことができます。
普段イオングループのお店でお買い物をする方は、電気代のお支払いもまとめることで、たまったポイントを活用しやすくおトクです。
今回は豊富なラインナップの中から、電気代のお支払いにおすすめのイオンカードをご紹介いたします。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
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種類・機能 | クレジット/WAON/キャッシュカード |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトはキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの特典・機能が1枚となったカードです。
お申込み時に開設するイオン銀行口座のキャッシュカード機能を兼ね備えているため、イオン銀行のキャッシュカードとあわせて持ち歩く必要はなくなり、お財布がスリムになって便利です。
電気代をクレジットカード払いにすると、お支払い金額の0.5%分のWAON POINTがもらえます。
また、現在クレジットカード払いに対応していない電力会社と契約している場合でもイオンカードセレクトはおすすめです。イオンカードセレクトなら、電気代を口座振替でお支払いになった場合、電子マネーWAONポイントを5ポイント進呈する特典があるからです。
電子マネーWAONポイントは、1ポイントごとに1円分の電子マネーWAONに交換してお買い物にご利用いただけます。
クレジットカード払いはもちろん、口座振替でもおトクにポイントがためられるので、ぜひご検討ください。
電気代が高いと感じる背景には、昨今のエネルギー不足や輸送費の高騰による影響が大きいと考えられます。しかし毎月お支払いが発生する電気代を、少しでも抑えておきたいと考える方も多いでしょう。
「電気の無駄使いをしない」「契約アンペアを見直す」といった電気の使い方を見直すだけでなく、電気代のお支払い方法をクレジットカードに変えてみるのもいかがでしょうか。