公開日:2024/02/21
固定費のお支払いやスマートに決済をするのに便利なクレジットカードですが、複数枚持っている人はどれくらいいるのでしょうか。
実は、多くの方が2枚以上のクレジットカードを所有しています。
クレジットカードを複数枚持つことで、一体どのようなメリットが得られるのでしょうか。
当記事では、クレジットカードの平均所有枚数や複数枚持つメリット・デメリット、さらにはカードの選び方についても解説いたします。
一般的にクレジットカードの平均所有枚数は何枚くらいなのでしょうか。
まずは、クレジットカードの平均所有枚数と、一般的に何枚までクレジットカードを所有できるのかについてご紹介します。
一般社団法人日本クレジット協会の調査によると、20歳以上のクレジットカードの平均所有枚数は3枚です。
また、クレジットカードの契約数は、2018年から2022年までの期間で以下のようになっており、徐々に増加していることがわかります。
<クレジットカード契約数 (単位:万枚)>
対象社数(単位:社) | 契約数(単位:万件) | 前年比(単位:%) | |
---|---|---|---|
2018年 12月末 | 282 | 25.689 | 2.4 |
2019年 12月末 | 275 | 26,326 | 2.5 |
2020年 12月末 | 277 | 26,577 | 1 |
2021年 12月末 | 274 | 27.112 | 2 |
2022年 12月末 | 270 | 27.973 | 3.2 |
出典:一般社団法人日本クレジット協会「日本のクレジット統計2022」
クレジットカードの平均所有枚数は3枚でしたが、所有枚数に上限はあるのでしょうか。
実は所有枚数に上限はなく、クレジットカード会社の審査に通過すれば何枚でも所有することができます。
ただし、同時に何枚もクレジットカードを申込むと、審査で不利になる可能性があるため注意しましょう。
クレジットカードを複数枚持つ場合の注意点は、後ほど解説いたします。
ここで、「クレジットカードは1枚持っておけば十分では?」「なぜ2枚以上持っている人が多いの?」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで、クレジットカードを2枚以上持つメリットをご紹介します。
クレジットカードによって特典が異なるため、複数枚持っているとそれぞれのクレジットカードの特典を得ることができます。
より多くの特典を得るために、2枚目以降のクレジットカードを選ぶときは次の6点に注意するとよいでしょう。
クレジットカードを複数枚持っていると、カードの暗証番号を忘れてしまったり、紛失してしまったりといったトラブルが発生した際に、別のカードで決済することができます。
クレジットカードを1枚しか持っていないと、再発行カードが届くまでクレジットカードでの決済ができません。
また、大きな出費が重なるなどで、メインカードを限度額いっぱいまで使ってしまった場合もクレジットカードの使用ができなくなってしまいます。
別のクレジットカード会社のサブカードがあれば、メインカードが使えなくても追加で買い物ができるメリットがあります。
海外の店舗ではVisaやMastercardなど、特定の国際ブランドのクレジットカードしか利用できない場合があります。
さまざまな国際ブランドのクレジットカードを持っていれば、メインのクレジットカードが使えない店舗でも、別ブランドのサブカードで支払うことができます。
また、海外ではキャッシングを利用して現金を用意する際にも、ATMで利用できる国際ブランドが限られる場合がありますので、2枚目以降のクレジットカードを申込む際は異なる国際ブランドを選ぶとよいでしょう。
旅行先で病気や怪我をして医療費が必要になったり、携帯品の破損・盗難などのトラブルがあったりした場合は、クレジットカードの旅行保険を利用することができます。
旅行保険が付帯するクレジットカードを複数枚持っていれば、それぞれのクレジットカードで補償が適用される場合があるため、多くの補償費を受取ることができる可能性があります。
特に海外での医療費は高額になる場合があるため、医療費補償が付いたカードを持っておくと安心でしょう。
このように、クレジットカードの複数枚持ちはメインカードが使えない場合や異なる特典を利用したいときには便利ですが、いくつかデメリットもあります。
クレジットカードを2枚以上利用していると、利用金額もポイントもカードごとに管理しなければなりません。
クレジットカードが1枚しかない場合は、1つのクレジットカード会社の利用明細だけで金額を把握することができますし、ポイントも分散されないため管理しやすいメリットがあります。
年会費があるクレジットカードを複数枚所有していると、維持費が高くなり特典などを考慮しても費用対効果が低くなってしまいます。
また、年会費の引落とし時期がカードによって異なる場合、1年間の維持費の総額が把握しづらくなるため、管理もたいへんです。
年会費があるクレジットカードは特典内容やポイント還元率などを再確認して、継続するべきかどうかよく検討しましょう。
クレジットカードを2枚以上持っていると、利用頻度が低いカードが不正利用された際に気づきにくいというデメリットもあります。
不正利用されても補償制度が適用されることはありますが、カード再発行の手続きなどが必要になります。
不正利用の対策としては、定期的に利用明細を確認したり、カードごとに暗証番号を変えたりするなどがおすすめです。
クレジットカードを複数枚持つ場合、メインカードとサブカードにわけることになるでしょう。
そこで、クレジットカードを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
メインのクレジットカードは、以下の3点を基準に選びましょう。
メインのクレジットカードは、ポイントの還元率が高いものを選ぶとおトクに利用することができます。
なかには特定の店舗でポイント還元率が高くなるカードもあるため、よく利用する店舗で使えるクレジットカードをメインカードに選ぶのもよいでしょう。
年会費については、そのカードで得られるメリットを確認し、費用対効果を考慮して年会費無料のクレジットカードにするか、有料のクレジットカードにするか検討しましょう。
サブのクレジットカードを選ぶ際は、次の3点を基準に選ぶことがおすすめです。
サブのクレジットカードは、特典と国際ブランドがメインカードとは異なるカードを選ぶのがおすすめです。
メインカードとサブカードの特典が異なれば、時と場合によってよりおトクなクレジットカードを利用することができます。
また、メインカードと国際ブランドが異なるサブカードを持っていれば、メインカードの国際ブランドに対応していない店でも、サブカードで支払える可能性があります。
海外旅行では高額なものを購入する場合もあるので、お会計時に現金がなく支払えない、なんて状況を避けるためにも複数のクレジットカードを用意できると便利です。
サブカードは使用頻度が低くなりがちなので、なるべく維持コストがかからない、年会費が無料のものを選ぶのがおすすめです。
クレジットカードを複数持つメリット・デメリット、選び方についてご紹介しましたが、いくつか注意点があります。
2枚目以降のクレジットカードの申込みを検討されている場合は、以下の注意点を把握しておきましょう。
複数のクレジットカードを持つと、利用金額の総額が把握しづらく、使い過ぎてしまう可能性があります。
使い過ぎ対策としては、家計簿をつけて支出を記録する、毎月使う金額をあらかじめ決めておくなどの方法があります。
クレジットカードでの買い物は「お金を使っている」という感覚が薄れやすいため、こまめに利用明細を確認しましょう。
クレジットカードで支払った代金は利用金額が1か月ごとにまとめられ、決まった支払日に銀行口座から引落とされます。
クレジットカード利用日から期間が空いての請求となるため、銀行口座の残高が足りないといったことが起きないように気を付けましょう。
クレジットカードを複数枚持っている場合は、引落とし日がクレジットカード会社および提携している金融機関によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
複数のクレジットカードを同時に申込むと審査にとおりにくくなることがあります。
クレジットカード会社に「お金に困っているのでは?」という印象を与えてしまい、問題がないか審査に時間がかかる、場合によっては審査に通らないことがあります。
クレジットカードを申込むと信用情報機関に6か月間は記録が残るため、クレジットカードを新たに取得するときは申込みのタイミングを6か月以上ずらすとよいでしょう。
「年会費無料」と書かれていても、条件を満たさなければ年会費無料にならない場合や、初年度のみ無料のクレジットカードがあるので注意が必要です。
特にサブカードは利用頻度や確認頻度が低くなりやすいので、気づかないうちに年会費を支払ってしまっている場合があります。
クレジットカードを複数お持ちの方は、念のため再度条件などを確認してみましょう。
イオンカードは、メインカードとしてもサブカードとしてもおすすめできます。
なぜなら、特定の日にちにイオンカードでお支払いをすると、ポイントの還元率がアップしたり、お買い物代金が割引されたりするなどさまざまな特典があるからです。
そんなイオンカードの特典について詳しくご紹介します。
イオングループの対象店舗では、毎月20日・30日は「お客さま感謝デー」を実施しています。
全国のイオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンター、サンデー、ビブレ、ザ・ビッグなどイオングループの対象店舗で、各種イオンカード、または電子マネーWAONのご利用で、お買い物代金が5%OFFとなります。
特典の詳細、その他の注意事項に関してはこちら「お客さま感謝デー」をご覧ください。
イオンカードを持っていると、イオンシネマの映画料金が割引になります。
イオンシネマ劇場の窓口でチケットを買っても、「e席リザーブ」でご購入いただいても、イオンカードをお使いいただければいつでも300円引きになります。
同伴者も1名まで割引対象です。
イオングループの対象店舗では、毎月10日は「ありが10デー」を実施しています。
食料品でも、衣料品でも、暮らしの品でも、イオンカードでお買い物いただくとWAON POINT・電子マネーWAONが基本の5倍たまります。
また、イオンJMBカード(JMB WAON一体型)の場合は、JALのマイルが基本の5倍たまります。
メインカードには、電子マネーやキャッシュカードなど、便利な機能がついたカードがおすすめです。
イオンカードは種類が豊富なのが特徴ですが、そのなかでも特にメインカードとしておすすめなのは、イオンカードセレクトとイオンカード(WAON一体型)です。
一つずつ紹介します。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
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種類・機能 | クレジット/WAON/キャッシュカード |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
利用可能サービス | AEON Pay/ Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトはキャッシュカードとクレジットカードと電子マネーWAONの特典・機能が1枚となったカードです。
特筆すべき点は電子マネーWAONのオートチャージ機能です。
イオンカードセレクトでは、電子マネーWAONをイオン銀行口座からオートチャージすることができます。
オートチャージとは、お支払い後の電子マネーWAON残高が設定金額未満になると、事前に設定した金額がチャージ(入金)される仕組みです。
利用するには、事前に「オートチャージ申請」をしていただく必要があります。
イオン銀行口座からオートチャージを利用すると、200円ごとに1ポイントたまります。
さらに電子マネーWAONのご利用200円(税込)ごとに1ポイントたまるので、ダブルでおトクです。
ただし、イオン銀行口座残高からのオートチャージは、1日1回のご利用となります。
そして、電子マネーWAONポイントは1ポイントごとに1円分の電子マネーWAONに交換してお買い物に活用することができます。
イオンカードセレクトはお申込み時に開設するイオン銀行口座のキャッシュカード機能を兼ね備えているため、イオン銀行のキャッシュカードと合わせて持ち歩く必要がなくなり、お財布がスリムになって便利です。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
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種類・機能 | クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
利用可能サービス | AEON Pay/ Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカード(WAON一体型)はクレジット機能と電子マネーWAON機能が付帯されているカードです。
カードのお申込み後、最短5分でアプリ「イオンウォレット」でカード情報を受取ることができます。
カード発行の審査結果は、ご登録いただいたメールアドレスに最短5分でお送りいたします。
詳しくは「即時発行」をご覧ください。
次にサブカードとしておすすめのイオンカードをご紹介します。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
![]() ![]() |
種類・機能 | クレジット/WAON/キャッシュカード |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
利用可能サービス | AEON Pay/ Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクト(ミニオンズ)は、下記のようにイオンシネマの映画料金がおトクになるカードです。
いずれの特典もWeb購入のみとなります。「暮らしのマネーサイト」にログイン後、イオンシネマ「ご優待販売 専用サイト」へアクセスしてお申込みください。
また、劇場での直接購入は一般料金からの「イオンカード割引」が適用されますのでご注意ください。
当記事ではクレジットカードを複数枚持つことのメリット・デメリットなどを紹介しました。
クレジットカードを複数持つことで、メインカードが使えない場合にサブカードを利用できたり、それぞれの特典を使い分けられたりするメリットがあります。
特にイオンカードにはさまざまな種類があり、メインカードにもサブカードにもご利用いただけます。
イオンカード最大の特長は特典が多いことで、特定の日にちにお買い物をすると割引率が高くなったり、映画を割引料金で観たりすることができます。
「別のクレジットカードも作ってみたい」とお考えになりましたら、この機会にぜひイオンカードをお申込みください。