クレジットカードの旅行保険とは

クレジットカード付帯の旅行保険とは?補償内容やおすすめのカード

公開日:2024/04/15

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お手持ちのクレジットカードカードに旅行保険が付帯しているとは知っていても、どのような補償内容なのか、具体的にどのように利用すればよいのかをご存じない方も多いのではないでしょうか。旅行先で思わぬトラブルに見舞われたとき、頼りになるのが旅行保険(旅行傷害保険)です。

当記事では、クレジットカードに付帯している旅行保険について解説するほか、クレジットカード付帯の旅行保険のメリットや、旅行保険で補償される内容、付帯しているクレジットカードの種類などもご紹介します。

クレジットカード付帯の旅行保険とは入会後に利用できる保険サービスの一種

クレジットカード会社によってさまざまな保険サービスが付帯されていますが、代表的なものが旅行保険です。クレジットカード付帯の旅行保険とは、正しくは旅行傷害保険といい、クレジットカード入会後に利用できる保険サービスの一種です。まずは、クレジットカード付帯の旅行保険の仕組みや特徴など、概要を解説します。

無料で利用できる

クレジットカード付帯の旅行保険の多くは、保険会社とクレジットカード会社の契約で提供されており、クレジットカード会社が会員に提供するサービスの1つです。そのため、クレジットカード付帯の旅行保険に関する加入手続きや保険料のお支払いは不要で、クレジットカードに入会していて適用条件を満たせば、利用することができます。

旅行中のアクシデントを補償する

クレジットカード付帯の旅行保険が補償する内容や保険金額は、クレジットカードによって異なりますが、基本的には旅行中のアクシデントに役立つ補償内容となっています。具体的には、旅行先でケガや病気をした際の治療費の補償、旅行中に持ち物が盗難被害に遭った際の損害補償、搭乗予定の航空機の遅延やキャンセルのために発生した損害の補償などがあります。

自動付帯と利用付帯がある

クレジットカード付帯の旅行保険が適用される条件には、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。

自動付帯の場合、保険を適用するための条件は特になく、クレジットカードに入会しているだけで自動的に適用されます。一方、利用付帯の場合、保険が適用されるためにはクレジットカード会社が指定する条件を満たすことが求められます。具体的には、旅行で利用する航空機のチケット代やツアー代金などを、対象のクレジットカードで支払うことで、その旅行中に起きた所定のアクシデントを補償します。

カードによって自動付帯か利用付帯かが異なりますので、事前に確認しておきましょう。

旅行保険で受けられる補償

クレジットカードに付帯する旅行保険で受けられる補償について解説します。主な補償内容としては、次に挙げる「傷害による死亡・後遺障害」「傷害・疾病による治療費」「携行品損害」「賠償責任」「救援者費用」の5種類です。お手持ちのカードに付帯する旅行保険の補償内容をしっかりと確認しておけば、トラブルに見舞われた際にも安心です。

傷害による死亡・後遺障害

傷害による死亡・後遺障害では、旅行期間中の事故などを原因とする死亡または後遺障害を補償します。海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険で適用ケースが異なりますので注意が必要です。また、死亡または後遺障害を負った場合でも、故意に発生させたトラブルや犯罪に巻き込まれたときには補償が適用されないこともあります。

傷害・疾病による治療費

傷害・疾病による治療費では、旅行期間中に生じたケガや病気で、治療を受けた際の費用を補償します。補償内容には、治療や手術・入院ができなかった場合の宿泊施設利用料、病院までの交通費、緊急移送費、転院費が含まれていることもあります。ただし、一般の旅行保険同様、既往症は補償の対象外です。

携行品損害

携行品損害とは、旅行期間中に携行する自分の所有物が盗難や破損、火災などの偶然の事故によって損害を受けた場合に補償するものです。また、旅券の盗難被害にあった場合は、旅行先での再発給費用も対象となることがあります。ただし、携行品でも、現金や小切手・株券・手形など、適用範囲に含まれないものがあるほか、故意に発生させたトラブルでの損害は補償の対象にはなりません。

賠償責任

賠償責任とは、旅行期間中の偶然の事故によって、誤って人にケガをさせたり、他人の所有物を破損したりした場合に補償するものです。たとえば、宿泊先のホテルの客室で備品を壊してしまったり、誤って客室を水浸しにしてしまったりした際の損害を補償します。

救援者費用

救援者費用とは、被保険者(クレジットカードの契約者)が旅行期間中にケガや病気で入院・死亡した場合や、搭乗している航空機や船舶が行方不明になった場合、被保険者のもとへ家族(救援者)が向かうための渡航費を補償するものです。救援者の現地までの往復航空運賃、救援者の宿泊施設の客室料、捜索や救助をするための費用、救援者の渡航手続き費、現地での諸雑費、現地からの移送費などが保険金として支払われます。

旅行保険が付帯されているカード

さまざまな種類があるイオンカードのなかにも、旅行保険が付帯しているものがあります。イオンゴールドカードセレクト、イオンSuicaカード、KNTカード、TGC CARDの補償内容をご紹介します。

イオンゴールドカードセレクト

イオンゴールドカードセレクト

年会費 無料
国際ブランド Visa Mastercard JCB
種類・機能 キャッシュカード/クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード
  • お届けされるカードのデザインは、ゴールドカード切替え前に使用していたカードデザインによって決まります。
  • ミッキーマウス デザイン、トイ・ストーリー デザインはJCBブランドでの発行となります。

イオンゴールドカードセレクトは、イオンカードセレクトにて年間カードショッピング50万円(税込)以上など、一定の発行条件を満たしたお客さまに発行されるカードです。

イオンゴールドカードセレクトでは各種保険が無料付帯されるほか、国内主要空港ラウンジサービスが無料で利用できるようになります。

旅行代金をイオンゴールドカードセレクトのクレジット払いで利用すると、海外旅行傷害保険では最高5,000万円、国内旅行傷害保険では最高3,000万円までの補償を受けることができます。

  • 適用条件がございます。詳しくは下記ページをご確認ください。

イオンSuicaカード

イオンSuicaカード

年会費 無料
国際ブランド Visa Mastercard JCB
種類・機能 クレジット/交通系IC
たまるポイント WAON POINT
利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/ETCカード

イオンSuicaカードはイオンカードとSuicaが一体となっているカードです。

JR東日本の鉄道や対象のエキナカ店舗、ホテル、駅レンタカーを便利でおトクに利用できるサービスがあります。

対象の宿泊&レストラン・バーのご利用代金をイオンSuicaカードで決済すると、基本料金が割引になります。

駅レンタカーご利用の際、営業所でイオンSuicaカードを提示すると、基本料金の10%割引で利用できます。

詳しくは、ビューカード会員限定特典 別ウインドウで開きます(※1)をご覧ください。

  • ※1 一部ご利用いただけない特典・サービスがあります。

イオンSuicaカードできっぷや旅行商品などを購入した場合に限り、海外旅行傷害保険および国内旅行傷害保険が適用されます。

  • 保険適用条件については、ビューカードホームページまたはカード送付時にお送りする「イオン Suicaカード 旅行傷害保険のご案内(あらまし)」をご覧ください。

KNTカード

KNTカード

年会費 無料
国際ブランド Visa
種類・機能 クレジット
たまるポイント WAON POINT
利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/家族カード/ETCカード

KNTカードは近畿日本ツーリストやツーリストサービスなどのご利用がおトクになるカードです。

近畿日本ツーリスト対象店舗でパッケージツアー、ご宿泊料金などをKNTカードのクレジット払いで利用するとWAON POINTが基本の3倍たまります。

  • 基本とは、200円(税込)ごとに1WAON POINT進呈をさします。

また、レジャー、観光などのKNTカード提携施設で優待割引やオリジナルプレゼントなど、旅行を楽しむことができる特典があります。

海外旅行傷害保険の自動付帯に加えて、旅行代金をKNTカードのクレジット払いで利用すると国内旅行傷害保険が付帯されます。

TGC CARD

TGC CARD

年会費 無料
国際ブランド JCB
種類・機能 クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

TGC CARDは、東京ガールズコレクションやお出かけでおトクになるカードです。

東京ガールズコレクションのチケット先行販売や、公式物販10%OFFなどTGC CARD会員だけの限定特典が盛りだくさんです。

TGC CARDには海外旅行傷害保険が付帯されており、TGC CARDで旅行商品を買い求めた場合に限り、海外旅行中のケガや病気の治療費、カメラなどの携行品の破損・盗難、ホテル設備の損害賠償など、さまざまなトラブルを補償します。

各イオンカードの補償内容と支払い限度額

■海外旅行傷害保険

イオンゴールドカード イオンSuicaカード KNTカード TGC CARD
適用条件 利用付帯 利用付帯 自動付帯 利用付帯
傷害による
死亡・後遺障害
最高5,000万円 最高500万円 最高2,000万円 最高2,000万円
(1回の旅行につき最長30日間)
傷害による治療費用 1事故の限度額
300万円
1傷害治療の限度額
50万円
1事故の限度額
200万円
疾病による治療費用 1疾病の限度額
300万円
1疾病治療の限度額
50万円
1疾病の限度額
200万円
携行品損害 年間限度額
30万円※1
年間限度額
20万円※1
賠償責任 1事故の限度額
3,000万円
1事故の限度額
3,000万円
1事故の限度額
3,000万円
救援者費用など 年間限度額
200万円
年間限度額
200万円
※1 携行品損害は、1事故につき免責金額3,000円

■国内旅行傷害保険

イオンゴールドカード イオンSuicaカード KNTカード
適用条件 利用付帯 利用付帯 利用付帯
傷害による
死亡・後遺障害
3,000万円 最高1,000万円 最高2,000万円
(1回の旅行につき最長30日間)
傷害による治療費用 入院保険金:日額5,000円(最高180日分)
通院保険金:日額3,000円(最高90日分)
手術:入院保険金日額の10倍または5倍
入院:3,000円/日(最高180日分)
通院:2,000円/日(最高90日分)

クレジットカードには旅行以外の保険もある

クレジットカードには、それぞれの会社によって旅行保険以外にも付帯している保険があります。ここでは、イオンカードに付帯している旅行保険以外の保険についてご紹介します。

ショッピングセーフティ保険

ショッピングセーフティ保険とは、イオンカードのクレジット払いで購入した商品が万が一壊れた場合、ご購入日から180日間、商品を補償してもらえるという保険です。1品5,000円以上の商品で、偶然による事故(破損事故、火災事故、盗難事故)によって被害を受けた場合が対象となります。イオンカード・提携カードは年間50万円まで、イオンゴールドカードは年間300万円まで補償します。

  • 適用条件がございます。詳しくはこちら「付帯保険」をご確認ください。

クレジットカード盗難保障

クレジットカード盗難保障は、紛失や盗難によってクレジットカードが不正利用された場合に、損害額が補填されます。クレジットカードの不正利用は注意しても完全に防ぐことは難しいため、盗難保障があれば、万が一クレジットカードの紛失や盗難が起きても安心です。イオン銀行がカード紛失の届け出を受理した日を含めて61日前にさかのぼり、その後に発生した損害額について全額補填します。

  • 適用条件がございます。詳しくはこちら「付帯保険」をご確認ください。

イオンカードなら旅行も安心

旅行をするとき、特に海外旅行をするなら、万が一トラブルに巻き込まれたときのために、旅行保険に入っておきたいものです。クレジットカード付帯の旅行保険なら、保険の加入忘れを防げるだけでなく保険料もかからず、海外旅行も安心して楽しめます。利用付帯が条件のクレジットカードなら、そのカードを使って旅行費用のお支払いに利用するだけで保険適用の条件を満たせる場合がほとんどです。

旅行保険以外にも、ショッピングセーフティ保険やクレジットカード盗難保障のあるイオンカードなら、毎日のお買い物でもおトクにポイントをためることができます。なお、旅行保険が付帯するイオンカードはイオンゴールドカード、イオンSuicaカード、KNTカード、TGC CARDの4種類です。この機会にぜひイオンカードへお申込みください。

  • カード発行には所定の審査がございます。
  • 当記事は2024年4月時点の情報となります。

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