公開日:2024/05/23
早くからクレジットカード払いに対応していたコンビニやスーパー、ショッピングモールなどに比べ、対応が遅れていた病院などの医療機関でも、近年クレジットカード払いができるところが増えてきました。
医療費は事前に支払額がわからないため、窓口で「手持ちの現金で足りるかな」と、不安に感じたことがある人もいるかもしれません。病院でクレジットカードを使用できるようになると、そのような心配はなくなります。
当記事では、病院でのクレジットカード払いの対応状況や、医療費をクレジットカード払いするメリットと注意点などについて解説します。
政府によるキャッシュレス決済の推進もあり、近年クレジットカード払いできる病院は増えています。2023年の厚生労働省「医療機関における外人患者の受入に係る実態調査結果報告書 」によると、全国の医療機関の約6割がクレジットカード決済に対応しています。地域の拠点病院となる総合病院では9割以上、救急医療機関でも約8割が利用可能です。
また、病院でもクレジットカード決済導入のニーズは高まっています。支払い方法が多様になることで患者の利便性が向上することや、窓口の出納業務や未収金が減るなど事務手続きの効率化が期待できるといったメリットがあることが、理由として挙げられるでしょう。
一方、病院がクレジットカード払いに対応するには、いくつかのデメリットもあります。通信費や設備導入費、決済手数料など、これまでかかっていなかった新たな費用が病院に生じてしまうのです。
このようなメリットとデメリットを踏まえつつ、各病院はクレジットカード決済を導入するかどうかを判断しています。そのため、増えつつあるとはいえ、クレジットカード払いに対応していない病院もまだあります。
もし医療費をカードで支払おうと考えているなら、ご利用になりたい病院がクレジットカード決済に対応しているかどうかを、事前に確認しておくようにしてください。
クレジットカードで支払った医療費も、医療費控除の対象になります。医療費控除は、前年の1月1日から12月31日までに支払った医療費が10万円を超えた際に、確定申告をすることで所得控除を受けられる制度です。
医療費控除の対象とされる医療費には、妊娠・出産で通院・入院した場合や、治療目的での歯列矯正も含まれます。この制度を適用すると、所得税の還付を受けられたり翌年の住民税が軽減されたりするので、医療費がかさんだ年は確定申告をするようにしましょう。
医療費控除の適用を受けるには、次のようなポイントがあります。
医療費控除の対象となるのは、対象年度に実際に支払った分だけです。ただしクレジットカードで支払った場合は引落とし日ではなく、病院の窓口で支払った日が「医療費を支払った日」になるので注意が必要です。
医療費控除は、生計を同一にする家族が支払った分も合算できます。家族名義のクレジットカードで支払った分も医療費控除は適用できるので、申告を忘れないようにしましょう。
クレジットカードで支払った場合、領収書がなくても、クレジットカードの「お客様控え」や「カード利用明細書」も医療費控除の対象となります。そのため、クレジットカードで医療費を支払った際は、利用明細書を保管しておき、確実に支払いの履歴を残しておくようにしましょう。
ここでは、医療費をクレジットカード払いするメリットを改めて確認しておきましょう。メリットとして、次の4つが挙げられます。
クレジットカード払いできると現金を準備する手間も、緊急時に現金の有無を気にする必要もなくなることがメリットです。
診察や手術といった病院の診療にかかわる費用は、窓口で計算するまでいくらになるかわからないため、不安を感じたことがある人もいるかもしれません。
また、入院費など高額の支払いも、クレジットカードの分割払いを利用すれば負担を減らすことが可能です。
海外よりも比較的安全だといわれる日本でも、盗難や紛失のリスクはゼロではありません。支払いをクレジットカード払いにまとめれば、大金を持ち歩く必要がなくなり、安全性が向上することもメリットといえるでしょう。
現金の入出金履歴を記録に残すには家計簿をつけたり、費用ごとに封筒を管理するなどの方法がありますが、クレジットカード払いなら自動的に利用明細が残ることもメリットです。クレジットカード払いにすれば、手間をかけずに家計を管理することが可能になります。
クレジットカードで医療費を支払うと、利用額に応じてクレジットカードのポイントが付与されることもメリットです。たまったポイントはマイルや商品券などと交換できるので、家計にとってもプラスになるでしょう。
医療費をクレジットカード払いにするとメリットがある一方で、気をつけたい点もあります。クレジットカード払いをする際は、次のような点に注意しましょう。
クレジットカードの支払い方法で分割払いやリボ払いを選択すると、手数料がかかるため注意が必要です。手数料の金額や条件はクレジットカード会社や契約内容によって異なるため、分割払いやリボ払いにてお支払いをする際は、あらかじめ手数料に関する規約を確認しておくようにしましょう。
クレジットカードには、利用限度額が設定されていることも注意すべき点です。利用限度額を超えた場合には支払いができなくなる可能性があるので、医療費を支払う際は利用限度額を超えていないか確認するようにしてください。
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近年、キャッシュレス決済の導入が遅れていた医療機関でも、クレジットカードで支払えるところは増えています。また、クレジットカードで払った医療費も控除の対象になるので、医療費がかかった年は確定申告をするようにしましょう。
医療費をクレジットカードで支払うメリットは多くありますが、特にポイントをためたい人はクレジットカード払いがおすすめです。ただし、支払い方法に分割払いやリボ払いを選ぶと、かえって支出が増えることもあるので注意してください。
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