公開日:2024/05/23
クレジットカードには生計を一つにする家族に発行できる「家族カード」という便利なサービスがあります。一方で、利用限度額や信用情報への影響など、注意すべき点もあります。家族カードの発行を検討する際は、メリットと注意点を理解した上で、家族でよく話し合うことが大切です。
当記事では、家族カードの概要や発行するメリット、注意点のほか、イオンカードの家族会員が利用できる家族カードの特徴、利用できないサービスについて解説します。
家族カードは、クレジットカードの本人会員の家族に発行できるカードです。次の条件を満たす方が家族カードの対象となります。
<家族カードの対象者>
生計をともにしていたとしても、契約者本人の兄弟姉妹やいとこなどの血縁者は対象にはなりません。
また、カード会社によって家族カードの発行条件は異なりますので、申込み前に各社の発行条件を確認しましょう。
家族カードには、どのようなメリットがあるのかまだピンと来ない方もいるかもしれません。以下に家族カードを発行するメリットを3つ挙げました。
家族カードを持つ大きなメリットとして、家族全員が同じクレジットカードでポイントをためられることが挙げられます。利用額を合算できるので、個々にクレジットカードを発行するよりも効率的にポイントがたまるでしょう。
一般的に、家族カードと本人会員が受けられるサービスは同じであることも、家族カードのメリットです。一部のクレジットカードでは、本人会員と家族カードの両方に同じ海外旅行傷害保険やショッピング保険などを提供しています。お使いのクレジットカードの特典を確認してみてください。
家族カードの利用額は、本人会員の登録口座から一括で引落とされます。家族カード利用者の支出も含めて、支出を一元管理できるため、予算の設定や支出の確認がしやすくなります。
家族カード発行にはさまざまなメリットがある一方、注意点もあります。家族カードを利用する際はこれらの注意点を理解して慎重に選択しましょう。カード会社の詳細な条件を確認し、家族カード利用者自身も責任を持って利用することが大切です。
家族カードは本人会員の信用情報に基づいて発行されるため、利用限度額は本人会員のカードと合算されます。たとえば利用限度額が100万円のカードの場合、家族カード利用者がそれぞれ100万円ずつ利用できるわけではありません。利用限度額は本人会員カードと家族カードの合計で100万円となるため、家族カードの利用額が増えると本人会員カードで利用できる金額が減る点に注意しましょう。
一部のクレジットカードでは、発行できる家族カードの枚数に制限がある場合があります。たとえばイオンカードの場合、発行できる家族カードは最大で3枚までです。お使いのカード会社の規定を確認して、家族カードの発行限度枚数に注意してください。
家族カードは、本人会員が登録している口座から一括引落としになることにも注意しましょう。つまり、家族カードの利用額は本人会員のクレジットカードの請求書にまとめて記載されることになります。
家族カードは家族全員が同じ口座で支払うため支出の管理がしやすくなる反面、利用金額が上がるので口座残高に注意が必要な点や、利用履歴が家族に知られる点は、デメリットといえるかもしれません。
イオンのクレジットカードでは、イオンカードセレクトやイオンカード(WAON一体型)をはじめとして、ほとんどのイオンカードで家族カードを発行できます。ただし、以下のカードは家族カードをお申込みいただけません。
<家族カード発行対象外カード>
イオンカードの家族カードは、本人会員のクレジットカードとほぼ同じサービスが受けられます。ここでは、家族カードの代表的な機能や特典についてご紹介します。
イオンカードの家族カードは、年会費・発行手数料無料です。カードを持つことに対してコストをかけずに利用することができます。
家族カードでも、本人会員カードと同様の以下共通特典を受けられます。ポイントのため方や特典の利用方法も同じです。
イオンカードの共通特典について詳しくはこちら「イオンカードの魅力」をご確認ください。
緊急の場合に便利なキャッシング機能も、家族カードで利用できます。ただし、イオン銀行ATM、テレホンアンサー(自動音声応答サービス)によるキャッシングサービスは利用できますが、アプリ「イオンウォレット」および暮らしのマネーサイトでのネットキャッシングは利用できません。
G.Gマークとは、グランドジェネレーション(G.G)マークの略称で、55歳以上の方のみご希望であればG.Gマーク付のカードをお申込みいただけます。
G.Gマーク付のカードを毎月15日のG.G感謝デーでご利用いただくとご請求時に5%OFFになります。
本人会員がゴールドカード発行条件を満たすと、家族カードでもゴールドカード特典を受けられるようになります。ゴールドカード特典が受けられるようになっても、年会費は無料です。
イオンカードの家族カードは、生計を共にする18歳以上の配偶者(同性パートナー含む)、親、子どものみお申込みいただけます。最大3名まで発行することができ、家族全員でポイントを効率的にためることができるのが大きな魅力です。
50種類以上あるイオンカードの中から、家族カードが発行できるおすすめのイオンカードを紹介します。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
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種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のクレジットカードです。ご利用金額200円(税込)ごとに1WAON POINTがたまります。イオングループの対象店舗なら、お支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTが進呈され、基本の2倍たまります。
年会費 | 無料 |
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国際ブランド |
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種類・機能 | クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカード(WAON一体型)は、クレジットカードと電子マネーWAONが付帯しているカードです。発行方法を選択する際、当日からご利用いただける「即時発行」を選ぶと、ネットショッピングやiD決済ですぐにお買い物に利用できるようになります。
最後に、イオンカードの家族カードでは利用できない主なサービスを確認しておきましょう。
<家族カードで利用できない主なサービス>
家族カードでは変更手続きやその他一部サービスは利用できない点に注意しましょう。それ以外の機能や特典については、本人会員カードと同様のサービスをご利用いただけます。
家族カードには、ポイントがたまりやすく本人会員とほぼ同等のサービスを受けられるなどのメリットがあります。イオンカードの家族カードも、本人会員が利用できる特典がほぼ受けられるため、家族全員イオングループでお買い物をするという方は、家族カードのご利用がおすすめです。
家族カードを申込む際は、申込条件や利用規約をご確認のうえ、まずは本人会員カードであるイオンカードをお申込みください。