公開日:2024/09/02
クレジットカードの申込みを行うと、クレヒス(クレジットヒストリー)などを利用して審査が行われます。そのため、クレジットヒストリーに傷がついてしまうと審査にとおりにくくなると考えている人もいるでしょう。また、自分のクレジットヒストリーを確認したいという人もいるかもしれません。
当記事では、クレジットヒストリーに記録される情報や確認方法、信用を積み上げるための使い方などについて解説します。
クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンなどの利用履歴とそれにもとづく信用情報のことです。氏名・生年月日・連絡先などの個人情報をはじめ、クレジットカードやローンの契約内容や支払い状況のほか、携帯電話・スマホの端末料金の分割払い、奨学金の返済状況などが記録されています。国内の信用情報機関に登録されており、カード会社や銀行など金融機関がクレジットカードの新規申込みなどの際に照会します。
クレジットヒストリーが登録されているのは、以下の3つの信用情報機関です。各信用情報機関によって、加盟している企業や登録される信用情報の内容、信用情報の保有期間などが異なります。
3つの信用情報機関では「CRIN(Credit Information Network)」と呼ばれる交流ネットワークを通して、支払いの延滞(遅延)などの金融事故情報が共有されています。
株式会社シー・アイ・シー(CIC)とは、主に割賦販売や消費者ローンなどクレジット事業を行う企業が加盟している信用情報機関です。割賦販売法および貸金業法にもとづく指定情報機関として国から指定を受けています。
株式会社日本信用情報機構(JICC)とは、クレジットカード会社や消費者金融、信販会社など、幅広い金融機関が加盟している信用情報機関です。貸金業法にもとづく指定信用情報機関として、国から指定を受けています。
一般社団法人全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センターとは、一般社団法人全国銀行協会(全銀協)が設置・運営している信用情報機関です。銀行を中心に信用金庫、信用組合、農業協同組合といった金融機関が加盟しています。
クレジットヒストリーには、どのような情報がどのくらいの期間保有されるのでしょうか。ここでは、CICを例に解説します。
クレジット情報とは、CICに加盟するクレジット会社などと契約したクレジットやローンなどの契約内容や支払い状況、残高などの情報です。保有期間は、契約期間中および契約終了後5年以内となります。
申込情報とは、新規にクレジットやローンなどを申込んだ際に、CICに加盟するクレジット会社などが支払い能力を調査するために確認した情報です。保有期間は、照会日より6ヵ月間となります。
利用記録とは、CICに加盟するクレジット会社が、クレジットやローンなどの利用における審査のために信用情報を確認した記録です。保有期間は、利用日より6ヵ月間となります。
参照
株式会社シー・アイ・シー「情報開示とは 」
各信用情報機関に対して登録情報の開示請求を行えば、誰でも自分のクレジットヒストリーを確認することができます。開示認方法は、インターネットまたは郵送から選べます。
情報開示請求手続きは信用機関によって異なります。詳しくは各社のホームページにてご確認ください。
クレジットヒストリーが影響を与えるのは、具体的にはどのようなケースなのでしょうか。以下のようなケースが考えられるので、ご注意ください。
クレジットカードの新規申込み・更新の際には、審査においてクレジットヒストリーが確認されます。支払いの延滞などのマイナスな情報がある場合は、クレジットカードの発行や更新ができない場合もあります。
車・住宅などの購入や、教育・医療のために金融機関でローンを組む際には、クレジットヒストリーがチェックされる可能性があるでしょう。支払い延滞などのマイナスな情報がある場合には、ローンで組める金額が減額されたり、ローンが組めなかったりする場合があります。
それでは、クレジットヒストリーに傷がつく原因はどのようなことが考えられるのでしょうか。クレジットヒストリーに傷がつく原因を以下で解説します。
クレジットカードの利用やローンの返済において、期日を守らず支払いを延滞してしまうと、クレジットヒストリーに記録されます。うっかり入金を忘れていただけでも影響があるので、普段から支払口座の残高を確認しておきましょう。
短期間に複数のクレジットカードに申込みをすると、多重債務や自己破産の可能性を疑われる場合があります。また、短期間に複数のクレジットカードを解約する場合も、入会時の特典目当てと疑われる可能性があるので注意が必要です。
良いクレジットヒストリーを積み上げていくためには、どのようなクレジットカードの使い方をするべきかを解説します。以下のポイントを守ることで、将来のローンや新しいクレジットカードの審査に良い影響を与えます。
返済が遅れると信用情報に悪影響を及ぼします。引落とし日を忘れないように気をつけましょう。利用額が多くなると、残高不足で引落としができず、支払いが遅れる原因にもなるので注意してください。給与口座とクレジットカードの引落とし口座を同じものにしておくことで、残高不足による支払い延滞を回避しやすくなります。
クレジットカードの解約を頻繁に繰り返している記録が残ると、クレジットヒストリーに悪影響がある場合もあります。解約履歴が信用情報に残り、クレジットカード会社から信頼性が低いと評価されるリスクが高まるので、解約は慎重に行ってください。
長期間一定金額以上クレジットカードを利用することで、安定した返済能力があると判断されます。信用を積み上げることで、将来のローンや新しいクレジットカードの審査で有利になるでしょう。公共料金など、毎月一定の支払いがあるものをクレジットカード払いにするのもおすすめです。
良いクレジットヒストリーを積み上げていくためには、支払い延滞に気を付けて長期間利用することが重要です。
イオンカードは引落とし口座がイオン銀行の場合、支払い日に引落としができなかった時には再引落としがかかります。そのため、うっかり入金を忘れてしまっていたとしても安心です。また、入会金・年会費無料で持ち続けやすく、普段イオングループでお買い物をされる方にとっては特に使い勝手も良いため、クレジットヒストリーをしっかりと築くのに最適です。
そんなイオンカードのなかから、特におすすめの2枚をご紹介します。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
![]() ![]() ![]() |
種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のカードです。ご利用金額200円(税込)ごとに1WAON POINTがたまる上、イオングループの対象店舗なら、お支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTが進呈され、基本の2倍たまります。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
![]() ![]() ![]() |
種類・機能 | クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカード(WAON一体型)は、クレジットカードに電子マネーWAONが付帯しているカードです。発行方法を選択する際、当日からご利用いただける「即時発行」を選ぶと、ネットショッピングやiD決済ですぐにお買い物に利用できるようになります。
使い勝手の良いイオンカードを利用して、良いクレジットヒストリーを育てていきましょう。
まだイオンカードをお持ちでない方は、この機会にぜひお申込みください。