公開日:2024/10/04
キャッシュレス決済にはさまざまな種類があり、どの方法を選べばよいか迷うこともあるかもしれません。特に、デビットカードは名前を聞いたことがあっても、実際に使ったことがないという方も多いのではないでしょうか。
当記事では、キャッシュレス決済のうちクレジットカードとデビットカードの違いや、それぞれのカードのメリットとデメリット、ライフスタイルに合わせて使いわける方法についても解説します。
クレジットカードとデビットカードは、どちらも店舗やネットショッピングで支払いに使用できるカードですが、年齢制限、入会審査などでいくつかの点で違いがあります。以下で、クレジットカードとデビットカードの違いについて説明しましょう。
クレジットカード | デビットカード | |
---|---|---|
利用範囲 | 国内外で利用可能 | J-Debit(ジェイデビット)は国内のみで利用可能、ブランドデビットは国内外で利用可能 |
海外ATMでの現地通貨引出し | キャッシング利用で可能 | 可能 |
年齢制限 | 高校生を除く18歳以上が多い | 中学生を除く15歳以上が多い |
入会審査 | あり | カード会社によって異なる |
支払い方法 | 月1回まとめて後払い | 即時、銀行口座から引落とし |
クレジットカードとデビットカードは、利用できる範囲に違いがあります。
どちらも店舗やネットショッピングでの決済に利用できますが、クレジットカードはVisaやMastercard、JCBなど国際ブランドが付帯しており、これらの国際ブランドの加盟店であれば、国内外で幅広く使えるのが特徴です。一方、デビットカードには、J-Debit(ジェイデビット)と国際ブランドがついたブランドデビットの2種類があり、J-Debitは日本国内のJ-Debit加盟店で利用でき、ブランドデビットはクレジットカードと同様に海外でも利用できます。
クレジットカードとデビットカードはどちらも、カードに表示されている国際ブランドと同じマークのあるATMで現地通貨の引出しができますが、借入利息の有無に違いがあります。
クレジットカードは、キャッシングサービスを利用して現地通貨を引出すため、借入利息がかかります。一方、デビットカードは借入利息がかかりません。ただし、所定の利用手数料はかかります。
クレジットカードとデビットカードでは、申込みできる人の年齢制限に違いがあります。
カード会社によって異なりますが、例えばイオンカードでは、クレジットカードは高校生を除く18歳以上(ただし卒業年度の1月1日以降であれば高校生もお申込み可能)、デビットカードは中学生を除く15歳以上としています。
クレジットカードは入会審査が必ずあり、デビットカードは入会審査があるもの・ないものがそれぞれあるという違いがあります。
クレジットカードは利用者本人の支払い能力を確認する必要があるために、申込み時に与信審査が行われます。クレジットカードの審査基準はカード会社によって異なりますが、主に個人情報や過去のクレジットカードの利用状況などの信用情報が確認され、審査に通過しない場合は発行されません。
一方、デビットカードは、銀行口座の残高から引落として利用することから、審査がないこともあります。
クレジットカードとデビットカードには、支払い方法にも違いがあります。
クレジットカードは後払い方式で、利用金額は翌月以降にまとめてカード会社から請求されます。支払い方法は1回(一括)払い以外に加え、2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払いなどから選択することができ、利用限度額はカード会社の審査によって設定されます。
一方、デビットカードは、指定の引落口座から利用金額が即時引落としされるため、現金感覚で使えるカードといえます。支払い方法は1回(一括)払いのみで、口座残高以上は利用できません。
クレジットカードとデビットカードには用途や年齢制限などの違いがありますが、クレジットカードにはどんなメリットがあるのでしょうか。
クレジットカードには、カード会社によって決められた利用限度額があり、その範囲内で利用することができます。支払い時点で手持ちがなくても決済できるため、利用限度額の範囲内で決済できます。銀行口座の残高を超えた金額でも使用できるため、高額なお買い物にも対応できます。
クレジットカードでは、1回(一括)払い以外にも2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払いなど、支払う金額やタイミングを選択することができます。これにより、金銭的に余裕のあるときには多めに支払う、余裕がないときには支払い額を抑えるなど、月々の支払額を柔軟に調整することが可能です。
クレジットカードは便利な反面、デメリットも存在します。ここでは、クレジットカードのデメリットについて説明します。
クレジットカードの申込み資格には年齢制限があり、ほとんどのカード会社では「高校生を除く18歳以上であること」が条件とされているため、高校生はクレジットカードに申込むことができません。
クレジットカードは後払いのため、支払った実感が薄れ、つい使いすぎてしまうリスクがあります。支払い能力を超えた利用をしないよう注意が必要です。支払いが遅延すると、延滞履歴が残り、クレジットカードやローンの申込み時に、審査に影響をおよぼす可能性もあります。
続いて、デビットカードのメリットを2点紹介します。
クレジットカードは原則として高校生を除く18歳以上でないと申込めませんが、デビットカードは銀行口座があれば、中学生を除く15歳以上から申込みできる場合が多いです。デビットカードにはキャッシング機能がなく、銀行口座の残高以上の金額は使えないため、支払い能力が審査される必要がないためです。
デビットカードで決済した場合、銀行口座から利用金額が即時引落としされるため、口座残高を超える金額は使うことができません。また、カード会社で設定される利用限度額の範囲で、自身で上限額を決められるため、使い過ぎを防げます。
デビットカードを使用するなら、事前にデメリットも理解しておくことが重要です。以下でデビットカードのデメリットについて紹介します。
クレジットカードは支払い回数を選択できますが、デビットカードは1回(一括)払いのみとなります。また、リボ払いや分割払い、ボーナス払いなどで月々の支払い額を調整することもできません。そのため、使いすぎる心配がない点はメリットですが、銀行口座の残高以上の高額なお買い物には利用できません。
一般的にクレジットカードにはキャッシング枠が設定されており、利用限度額の範囲内であれば現金の借入れが可能です。しかし、デビットカードにはキャッシング機能がなく現金の借入れはできません。そのため、突然の出費には対応できない場合があります。
クレジットカードとデビットカードを賢く使いわけるにはどうしたらいいのでしょうか。以下で、場面に応じたカードを選んで、上手に使いわける方法を紹介します。
手元や銀行口座に現金が不足している場合や、支払いが同時期に重なってしまいそうな場合などには、クレジットカードを活用して支払いの負担を分散させましょう。分割払いやボーナス払い、リボ払いなどを利用すれば、月々の支払い額を抑えることができます。
クレジットカードを持っているとつい使い過ぎてしまいそうだという方には、デビットカードを利用がおすすめです。デビットカードなら銀行口座の残高以上の金額を使うことはできないので、使いすぎを防ぐことができます。
また、18歳未満でクレジットカードを作れない場合にもデビットカードを検討しましょう。
クレジットカードとデビットカードはライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。約50種類以上あるイオンカードのなかから、クレジットカード派におすすめのカードとデビットカード派におすすめのカードを紹介します。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
![]() ![]() ![]() |
種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
クレジットカード派におすすめなのが、イオンカードセレクトです。イオンカードセレクトは、イオン銀行キャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のカードです。イオングループの対象店舗なら、お支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTが進呈され、基本の2倍にたまります。
また、卒業年度の1月1日以降なら高校生でもお申込み可能です。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
![]() |
種類・機能 | キャッシュカード/デビット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
デビットカード派におすすめなのは、イオン銀行キャッシュ+デビットです。イオン銀行キャッシュ+デビットは、イオン銀行キャッシュカード・デビットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のカードです。中学生を除く15歳から申込み可能で、高校卒業後はイオンカードセレクトに切替えることもできます。
イオンカードのクレジットカードとデビットカードで、自分のライフスタイルに合わせて賢く使いわけましょう!