親のクレジットカードは本人の許可があっても使えない

親のクレジットカードは許可ありでも使えない!リスクと対処法を解説

公開日:2025/01/30

親のクレジットカードをお子さまが利用することについて、「親の許可があれば問題ないだろう」と考える方もいるかもしれません。しかし、クレジットカードには利用者に関する厳密なルールがあります。

当記事では、親のクレジットカードを使うことが規約違反になる理由をはじめ、違反時に考えられるリスクなどを詳しく解説します。クレジットカードの正しい使い方を知り、安全に利用するための参考にしてください。

親のクレジットカードを使うのは問題ない?

お子さまが親のクレジットカードを使用することは、規約違反に該当する重大な問題です。クレジットカードは契約者本人のみが利用できるものであり、たとえ家族間であっても他人のカードを使用することは認められていません。

一般的に、クレジットカードは申込者本人とカード会社との契約に基づいて発行されます。また、カードの所有権はカード保有者ではなくカード会社にあります。多くのカード会社の利用規約には「本人以外の利用を禁止」や「カードの所有権はカード会社にある」といった内容が明記されているため、親が許可した場合であっても、お子さまが親のカードを利用することは規約違反となるのです。

しかし、「家族間だから問題ない」といった誤解から、親子間でカードの貸し借りを行ったり、お子さまが親のカードを勝手に使ったりするケースが見受けられます。このような行為は、カード会社から善管注意義務(善良な管理者としての注意義務)を怠っているとみなされるリスクがあり、万が一トラブルが発生した際に補償対象外となる可能性があります。

規約違反によるリスク

もし規約違反してしまったらどうなってしまうのでしょうか。規約違反によるリスクとは、具体的にどんなものなのか、以下で解説していきましょう。

カードの利用停止や契約解除となる可能性がある

クレジットカードの規約違反をしてしまうと、カードの利用停止や契約解除となる可能性があります。クレジットカードは後払いで利用する仕組みのため、支払い能力や信用情報をもとに審査を通過した本人が利用することを前提としています。審査基準を満たしていない可能性のある人物、つまりお子さまがカードを使用することは、カード会社にとって不利益となるおそれがあるためです。

さらに、カード契約者である親自身も、その後カードを利用できなくなったり、新たにカードを発行できなくなったりする可能性があります。また、カード情報を利用してオンラインショッピングなどをするのも規約違反になるため、クレジットカード本体だけでなく、カード番号や暗証番号などの情報も他人に利用されないように管理を徹底しましょう。

補償が受けられなくなる場合がある

クレジットカードには、一般的に盗難や紛失、不正使用の被害に対する補償が付帯されています。

そのため、もし身に覚えのない請求が発生した場合、カード会社に連絡し不正利用と判断されれば被害額を補償してもらえます。

しかし、お子さまが親のカードを意図的に使用したケースなど、規約違反に該当する利用方法ではこれらの補償が適用されず、利用額を支払うことが求められる可能性があります。

クレジットカードが必要な場合はどうする?

お子さまがクレジットカードを必要とする場合は、以下の2つの方法を検討してみてください。

お子さま本人のクレジットカードを申込む

お子さまが高校生を除く18歳以上である場合は、お子さま自身が契約者となってクレジットカードを申込むことができます。ただし、審査結果によっては発行されないケースがあることは理解しておきましょう。

クレジットカードが作れない場合は家族カードを作る

お子さま自身がクレジットカードを作ることが難しい場合は、家族カードを作るという方法もあります。家族カードとは、生計を共にする契約者の家族が利用できるカードのことで、親が契約者となります。

すべての支払いが親の登録口座から一括で引落とされるため、家族全体の家計管理がしやすくなるのも大きなメリットです。

ただし注意点として、契約者である親が支払いを滞納し、利用停止になった場合、家族カードも利用停止されることになります。そのため、家族カードを利用する際には、契約者本人が適切に支払いを管理することが重要です。

はじめてのクレジットカードにおすすめのイオンカード

お子さまがはじめてクレジットカードを持つ際には、安心して使えるカードを選ぶことが大切です。イオンカードには、おトクにお買い物ができ、ポイントを効率よくためられるカードが多数そろっています。今回はおすすめのクレジットカードを2種類ご紹介します。

イオンカードセレクト

イオンカードセレクト

年会費 無料
国際ブランド Visa Mastercard JCB
種類・機能 キャッシュカード/クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオンカードセレクトは、イオン銀行キャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のカードです。イオングループの対象店舗なら、お支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTが進呈され、基本の2倍たまります。

  • 基本とは200円(税込)ごとに1WAON POINT進呈をさします。
  • 一部対象外商品がございます。

イオンカード(WAON一体型)

イオンカード(WAON一体型)

年会費 無料
国際ブランド Visa Mastercard JCB
種類・機能 クレジット/WAON
たまるポイント WAON POINT/電子マネーWAONポイント
ご利用可能サービス AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード

イオンカード(WAON一体型)は、クレジットカードと電子マネーWAONが一枚になった、入会金・年会費無料のカードです。発行方法を選択する際に当日からご利用いただける「即時発行」を選ぶと、クレジットカードの到着を待たずに、ネットショッピングやイオンiD、AEON Payのスマホ決済ですぐにお買い物に利用できるようになります。

お申込みができない場合は家族カードもおすすめ

お子さま自身でクレジットカードを申込むことが難しい場合には、家族カードの利用をおすすめします。

イオンカードの家族カードは、生計をともにする18歳以上の配偶者(同性パートナー含む)、親、お子さまの申込みが可能です。年会費・発行手数料無料で、1つのカード契約で最大3枚まで発行できるため、家族数人で利用したい場合にもおすすめです。

家族カードの利用額は、すべて本人会員の登録口座から一括で引落としされるため、一元管理がしやすく、ポイントもたまりやすいというメリットもあります。

まとめ

  • お子さまが親のクレジットカードを使うことは規約違反
  • お子さまが親のクレジットカードを勝手に利用した場合、利用額は返金補償対象外となる可能性がある
  • お子さまがクレジットカードを使いたい場合は、お子さま本人のクレジットカードを申込むか家族カードを作る

イオンカードは年会費・発行手数料無料のため、お子さまのクレジットカードデビューにもおすすめです。この機会にぜひイオンカードにお申込みください。

  • カード発行には所定の審査がございます。
  • 当記事は2025年1月時点の情報となります。