公開日:2025/04/07
税金の支払い期限が迫っているのに手元にまとまった現金がないとき、「クレジットカードを使って払えればいいのに」と考えたことのある方も多いのではないでしょうか。
実は、多くの税金はクレジットカードで支払いが可能です。カードを利用することで引落としのタイミングを調整できるほか、カード会社のポイントもためられるので、うまく活用すれば出費を抑えることができます。
当記事では、税金をクレジットカードで支払う際のメリットや具体的な手続き、注意すべきポイントなどを紹介します。
税金の支払いには多くの場合クレジットカードが利用できます。一般的にクレジットカード払いは、クレジットカード会社が支払いを立て替え、後日クレジットカード会社から利用者に利用分の金額を請求する仕組みです。
税金をクレジットカードで支払う場合は、「国税クレジットカードお支払サイト 」などのクレジットカード納付専用サイトを利用します。この場合でも、利用者の納税額をクレジットカード会社が立て替え、後日クレジットカード会社が納税額を利用者に請求する仕組みです。そのため、クレジットカード払いで納税すれば、出費のタイミングを調整したり、ポイントをためたりすることができます。
クレジットカードで支払い可能な税目について、国税と地方税に分けて解説します。いずれの場合も、カードを利用できるのは1決済あたり1,000万円未満、かつクレジットカードのご利用限度額以下の支払いに限られるので注意が必要です。
国税をクレジットカードで支払う場合、「国税クレジットカードお支払サイト 」を経由して納付します。国税クレジットカードお支払サイトでは国税にあたる税金をほぼすべて納付可能ですが、印紙を貼って書類を添えて納付する必要がある印紙税、登録免許税は納付できません。ただし、e-Taxを利用すれば、納税通知書が届いていない場合でも源泉所得税および復興特別所得税のクレジットカード納付が可能です。
クレジットカードで支払える税目は以下のとおりで、これらの附帯税(加算税や延滞税など)も同様に納付できます。
地方税については、eLTAXの「地方税お支払サイト 」など、自治体が定めたオンライン決済サービスを利用することでクレジットカードでの納付が可能になります。
支払える税目は自治体によって異なりますが、たとえばeLTAXを利用している東京都立川市では、以下の税目でクレジットカードによる納付が可能です。
ここからは、クレジットカードで税金を支払う具体的な手順について解説します。
国税を支払う際は、手元に国税の申告書など、税目や金額のわかるものを用意した上で「国税クレジットカードお支払サイト 」にアクセスします。ページに記載されている内容を確認したことを示すチェックボックスにチェックを入れて次の画面に進みましょう。
その後は画面の指示に従って、氏名や住所などの納付者情報、納付先の税務署、納付する税目や課税期間、申告区分や税額などを入力します。次の画面でクレジットカード情報とメールアドレスを記入して「納付手続き実行」のボタンをクリックし、納付手続きが完了した旨のメールが指定したアドレスに届いたら手続きは完了です。
地方税のクレジットカード払いは、手元の納付書に記載されている情報をeL-QR(QRコード)で読取ったり、eL番号を入力することで反映できるため、国税と比べてより簡単に手続きできます。
まずはパソコンやスマートフォンから地方税お支払サイト にアクセスし、下の方にある「eL-QRでお支払い」か「eL番号でお支払い」のいずれかを選択し、納付書にあるeL-QRの読取りや番号の入力を行います。
その後は画面の指示に従ってメールアドレスを入力し、続けてそのアドレスに届いた確認コードを入力。画面が自動で「F-REGI公金支払い」へ移動したことを確認し、最後にクレジットカード情報を入力することで納付が行われ、完了のメールが届きます。
ここでは、クレジットカードで税金を支払うメリットについて、現金と比較しつつ紹介します。
多くのクレジットカードでは、税金の支払いでも利用金額に応じてポイントがたまります。
さまざまな税金の支払いに利用すると、まとまったポイント数が進呈されます。たまったポイントはお買い物にも利用できるのでおトクです。
日々の生活に追われていると、気づかないうちに税金の支払い期日が近づいていることもままあります。税金をクレジットカードで支払うことで、クレジットカードの請求日に自動的に引落としされるため、納付漏れを防ぐことができます。
金融機関の窓口に行って現金を納める必要がない点もクレジットカード払いのメリットといえるでしょう。
税金をクレジットカードで支払う際は、家から一歩も出ることなく手続きを完了させられるため、現金支払いよりも手軽だと感じる方は多いはずです。
税金のクレジットカード払いは手軽で便利ですが、注意すべき点もあるため確認しておきましょう。
クレジットカードで税金を支払う際は、国や地方自治体が定めた決済手数料がかかります。
たとえば国税については、決済手数料は以下の通りです。
納付税額 | 決済手数料(税込) |
---|---|
1円〜10,000円 | 99円 |
10,001円〜20,000円 | 198円 |
20,001円〜30,000円 | 297円 |
30,001円〜40,000円 | 396円 |
40,001円〜50,000円 | 495円 |
税金のクレジットカード払いにはポイントがたまるメリットがありますが、決済手数料を考慮すると、必ずしもおトクになるとは限らない場合もあります。
クレジットカード決済で進呈されるポイントが決済手数料を下回る場合は、ほかの決済手段を用いる方がトータルコストを抑えられることもあります。特に一部のクレジットカードでは、税金の支払いでポイント還元率を低くしていることがあるので、事前にポイントプログラムの詳細を調べておきましょう。
一般的にクレジットカードで支払える税目についても、自治体によっては一部またはすべて非対応の場合があるため注意が必要です。
事前に自治体サイトなどを確認し、支払う予定の税金がカード払いに対応しているか確認しておきましょう。
納税証明書を受取るには交付請求手続きが必要です。税金をクレジットカードで支払った場合、国や自治体が支払いを確認するまでには時間を要するため、納税証明書が当日中に受取れない場合があります。どうしてもすぐに証明が必要な事情がある場合は、金融機関などを通じた現金での支払いを検討しましょう。
税金をクレジットカードで支払うには、支払情報を確認した上で専用サイトにアクセスして手続きを進める必要があります。
払込用紙を金融機関に持ち込んで支払う場合や、QRコードを利用してコンビニで支払いを行う場合にはクレジットカードを利用できないため注意しましょう。金融機関やコンビニで税金を支払う場合、原則現金のみ支払い可能です。
各種税金の支払いをクレジットカードで行うなら、利用実績を積むことでゴールドカードにランクアップできるカードがおすすめです。
イオンカードは、ゴールド切替対象のイオンカードを年間50万円(税込)利用すると、イオンゴールドカードに切替えることができ、さまざまな限定特典を受けることができます。
ここからは、数あるイオンカードのなかでもゴールド切替対象のイオンカードを2種類ご紹介いたします。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
![]() ![]() ![]() |
種類・機能 | キャッシュカード/クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカードセレクトは、イオン銀行キャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONの機能や特典が1枚になった、入会金・年会費無料のカードです。イオングループの対象店舗なら、お支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTが進呈され、基本の2倍たまります。
年会費 | 無料 |
---|---|
国際ブランド |
![]() ![]() ![]() |
種類・機能 | クレジット/WAON |
たまるポイント | WAON POINT/電子マネーWAONポイント |
ご利用可能サービス | AEON Pay/Apple Pay/イオンiD/家族カード/ETCカード |
イオンカード(WAON一体型)は、クレジットカードと電子マネーWAONが一枚になった、入会金・年会費無料のカードです。発行方法を選択する際に当日からご利用いただける「即時発行」を選ぶと、クレジットカードの到着を待たずに、ネットショッピングやイオンiD、AEON Payのスマホ決済ですぐにお買い物に利用できるようになります。
また、イオンカードセレクトと同様、イオングループの対象店舗でお支払い200円(税込)ごとに2WAON POINTが進呈され、基本の2倍たまります。
税金をクレジットカードで支払うことのメリットや注意点を考慮しながら納付方法を検討してみましょう。
税金の支払いに備えてクレジットカードをお探しの方は、この機会にぜひイオンカードをお申込みください。