40代におすすめの生命保険とは?見直し方法や選び方を解説

公開日 : 2024.01.31
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人生の折り返し地点にあたる40代は、自身の健康問題や老後の生活、家族に残す資産など、将来への備えと本格的に向き合わなければいけない年代でもあります。

若いうちに保険に加入済みの方も、「そろそろ保険内容を見直したい」とお考えなのではないでしょうか。

今回は、40代が抱えるリスクをもとに、おすすめの保障内容や、見直しの際のポイントを解説します。

ぜひ保険選びの参考にお役立てください。

40代が抱えるリスクとは?

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実は、40代はほかの世代にない特有のリスクを抱えており、保険を見直すべき世代でもあります。

まずは、40代が備えておくべきリスクを見ていきましょう。

40代は収入が増える一方で支出も多くなる

働き盛りの40代は、仕事での責任が重くなり、収入も増える傾向にあります。

しかしその一方で、住宅ローン返済や子どもの教育資金などの支出も増加しがちです。

たとえば30歳で子どもが生まれていた場合、40代で義務教育を終え、高校・大学への進学を40代のうちに経験することになります。

定期的に必要な資金はもちろん、入学金などのまとまったお金を用意しなければなりません。

このタイミングで扶養者に万が一のことがあった場合、収入が減るだけでなく教育資金に住宅ローン、医療費などの支出が重なり、家計は厳しい状況に陥る可能性があります。

40代は男女とも病気のリスクが増加傾向に

40代はまだまだ現役ですが、加齢による健康リスクが徐々に高まる世代でもあります。

以下の表は、厚生労働省が発表した令和4年「人口動態統計月報年計(概数)」から、40代の死亡理由を性別・年齢別にまとめたものです。

<40代の死因(性別・年齢別)>
第1位 第2位 第3位 第4位 第5位
男性 40~44歳 自殺 悪性新生物(腫瘍) 心疾患 脳血管疾患 肝疾患
45~49歳 悪性新生物(腫瘍) 自殺 心疾患 脳血管疾患 肝疾患
女性 40~44歳 悪性新生物(腫瘍) 自殺 脳血管疾患 心疾患 不慮の事故
45~49歳 悪性新生物(腫瘍) 自殺 脳血管疾患 心疾患 肝疾患

続いて、厚生労働省が発表した令和2年「患者調査の概況」より、40代の入院理由を男女別に見てみましょう。

<40代の入院理由(性別)>
第1位 第2位 第3位 第4位 第5位
男性 精神および行動の障害 循環器系の疾患 神経系の疾患 損傷、中毒およびそのほかの外因の影響 新生物(腫瘍)
女性 精神および行動の障害 新生物(腫瘍) 神経系の疾患 循環器系の疾患 妊娠、分娩、および産じょく、同列で消化器系の疾患

表からわかるように、40代男性は生活習慣病による心疾患や脳血管疾患を引き起こしやすいうえ、仕事や家庭のストレスからメンタル面での病を抱える方も多くいます。

また、悪性新生物(腫瘍)とはいわゆる「がん」をさし、40代女性の死因はがんによるものがトップ、入院理由では2位という結果です。

もし病気が発覚すれば、入院・通院に多くの医療費が発生します。

40代は支出が多いことに加え、医療費が高額になるリスクも抱えているのです。

40代の医療保険の選び方

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医療保険は、病気や怪我をした際に、入院費や治療費の助けとなる保険です。

40代で医療保険を選ぶ際は、何を重視したらよいのでしょうか。

40代における医療保険の必要性

日本では、医療費の1~3割を自己負担すれば治療が受けられる、公的医療保険制度への加入が義務付けられています。

そのため、「医療保険を追加で加入する必要があるの?」と思う方もいるでしょう。

しかし、公的医療保険制度でまかなえる費用は限られており、入院中のベッド・食事費用の差額や、病院までの交通費、先進医療技術料などをカバーすることはできません。

公益財団法人生命保険文化センターが発表した令和4年「生活保障に関する調査」では、40代の公的機関を除く医療保障付き生命保険への加入率は、男性で86.1%、女性で86.3%と、男女ともに8割を超える結果です。

40代は健康リスクが高くなることから、多くの方が公的医療保険とは別の保険に加入し、入院や手術に備えているのがわかります。

40代には特約が手厚い医療保険がおすすめ

特約とは保障内容を充実させるためのオプションです。

医療保険には、40代の死因でも上位にあるがん・心疾患・脳血管疾患の三大疾病を手厚く保障する特約が用意されています。

また、先進医療で治療する選択肢をあきらめたくない方向けに自己負担額を保障するものや、条件を満たせば退院後の通院にも給付金が支払われる特約もあります。

将来も見据えてさまざまな不安要素をカバーできるよう、保障内容が充実した医療保険を選ぶとよいでしょう。

医療保険の見直しのポイント

入院した際に医療保険で保障される入院給付金は、商品にもよりますが1日あたりの費用を基準に決められます。

公益財団法人生命保険文化センターが発表した令和4年の「生活保障に関する調査」によると、40代の入院平均日数は15.1日です。

入院日数が15~30日の場合、自己負担費用は平均28.4万円です。

つまり、入院費の平均を全額まかなうには1日に2万円近い保障が必要になります。

一方で、近年では医療が進歩したことにより入院日数は短縮傾向にあります。

入院保障だけでなく、通院保障や家庭の貯蓄額も考慮し、収支と保障内容のバランスがとれた保険かどうか見直してみましょう。

40代のがん保険の選び方

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がんは治療期間が長引く場合があり、再発する可能性もある病気です。

治療費も高額になりやすく、がん保険ではそのような状況でも手厚いサポートを受けられます。

ここでは、がん保険を選ぶ際に見るべきポイントを解説しましょう。

40代におけるがん保険の必要性

実はがんは、国立研究開発法人国立がん研究センターによる2019年時の統計では、生涯でおよそ2人に1人が罹患するとされています。

男性は胃・大腸・肺・前立腺などで発生する場合が多いのに対し、女性は圧倒的に乳がんが多く、次いで大腸・結腸という結果です。

また、厚生労働省が発表した令和元年の「全国がん登録罹患数・率報告」によると、がんの発生率は男女とも40代を起点に、50代、60代と急増しています。

さらに、乳がんに関しては40代が罹患率のピークです。

このことからも、40代の女性は特に早めの備えが必要だと理解できるでしょう。

40代ががん保険に加入するメリットとデメリット

がんの保障に特化したがん保険は、はじめてがんと診断された際に条件を満たせば100万円~200万円の一時給付金が支払われます。

また、入院が長引いても保障の日数上限がない商品が一般的で、医療保険でもまかなえない部分のサポートがあるのが魅力です。

給付金の使用用途は定められておらず、またがん治療には公的医療保険制度の対象外の治療方法も多いことから、生活費などの支出が多い40代には経済的な安心感を得られるというメリットが大きいでしょう。

ただし、がん保険には「免責期間」とされる保障を受けられない期間があり、契約から3カ月ほど設けられているのが一般的です。

期間中はがんが発生しても保障を受けられないため、保険の見直しや加入のタイミングには注意が必要です。

がん保険の見直しのポイント

昔のがん治療といえば入院が必要なケースがほとんどでしたが、近年では治療法が進歩し、通院でも治療できるようになりました。

それに伴い、がん保険の保障内容や料金プランもアップデートされています。

もし、すでに加入済のがん保険の特約が入院保障のみとなっている場合、通院治療の保障は受けられません。

また、若い頃に保険料の安さを重視して契約していた場合、保障が手薄になり、40代に必要な支出をカバーできない可能性もあります。

これらをふまえて、各社がん保険の給付金を受取れるタイミングや条件を今一度確認してみましょう。

40代の生命保険(終身保険)の選び方

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生命保険は医療保険やがん保険なども含むサービスの総称ですが、契約者が死亡した場合の保障とイメージされる方も少なくないでしょう。

死亡や高度障害状態で保障される保険は、終身保険や定期保険に分類されます。

ここでは40代の終身保険の選び方について解説します。

40代における生命保険(終身保険)の必要性

終身保険は生涯にわたって保障され、保険料の一部が積み立てられるので貯蓄性があります。

そのため、契約者が死亡後、葬儀費用や遺族の生活を保障する保険として加入するのが一般的です。

一方、途中解約しても解約返戻金があり、条件によっては払った保険料よりも多い額を受取れることから、資産運用としても注目されています。

40代の場合、子育てや生活基盤が落ち着いたタイミングで、老後資金などの資産形成としても活用可能です。

また、終身保険は早く加入するほど保険料が安くなります。

50代になるとその分保険料が高くなることから、40代のうちに加入しておく方が堅実でしょう。

生命保険(終身保険)の種類はさまざま

以下の表のとおり、終身保険は保険料の払込み期間によって、月々の支払う金額や解約返戻金の金額が異なります

払込期間 解約払戻金 月々の保険料
終身払 一生涯払い続ける 少ない 安い
短期払 一定期間までに払い終える 払込期間中は少ないが、期間満了後は終身払より多め 終身払に比べて高い
一時払 一括で払う 多い 一括で払うため、毎月の支払いはなし

貯蓄性を重視する場合は「短期払」や「一時払」が有効ですが、保険料が高くつくあまりに家計の負担になっては本末転倒です。

また、終身保険には円建てよりも高い利回りが期待できる外貨建ての商品や、投資信託などを介した運用実績によって受取れる金額が変動する商品など、さまざまなタイプの保険が提供されています。

ただ貯蓄するより利益が出やすい一方で、為替の影響や元本割れなどにより損失が生じるリスクもあるため、無理のない範囲で選択しましょう。

生命保険(終身保険)見直しのポイント

終身保険に医療保障やがん保障などの特約を付けるより、個別に加入した方が保険料を抑えて手厚い保障を受けられる場合があります。

複数の保障を1つの保険にまとめるのではなく、部分的に見直しましょう。

また、終身保険は保障が大きくなると保険料が上がり、商品ごとの保障内容にはあまり差がないことが特徴です。

子育て中で出費が多い40代の場合、いかに安い保険料の終身保険に加入するかがポイントになるでしょう。

(まとめ)40代の保険選びは手厚い保障と資産形成が鍵!迷ったらプロに相談を

一度病気になると、保険の選択肢の幅が狭まります。

40代はまとまった支出が多くなり、さらに健康リスクも増加するため、保険を見直すべき世代です。

若いときに加入した保険だけで本当に安心できるのか、また老後への備えは十分か、この機会に確認してみましょう。

「どれを選べばよいのかわからない」「もっと効率よく保険を活用したい」とお考えの方は、ファイナンシャルプランナーなどお金のプロに相談するのもおすすめです。